エコキュートのお湯が出ない!故障と決める前に確認したいこと

こんにちは。
昭和42年創業、福井で地域の住まいを守り続ける職人直営のリフォームパンセ、
代表親方・一級建築士の漆﨑隆一です。

今回はエコキュートのお湯が出ない時にまず何を確認すればよいのか、
そして修理と交換をどう考えればよいのかをご紹介します。

朝、顔を洗おうとしたらお湯が出ない。
あるいは夜になってお風呂に入ろうとしたら水しか出てこない。
これは困りますよね。特に福井の寒い時期なら、なおさらです。

そんな時、まず頭に浮かぶのが「エコキュートが壊れたのでは?」ということだと思います。

でも私はすぐに故障と決めつけない方がよいと思っています。
というのも、お湯が出なくなる原因は本体の故障だけとは限らないからなんです。

大切なのは今どんな状態なのかを確認して、その原因に合った対応をすること。
交換が必要なのかどうかを考えるのはそれからでも遅くありません。

エコキュートのお湯が出ない時の原因と修理・交換について、明るい室内で住宅設備の担当者に相談する女性の写真風画像

□お湯が出ないのか、水も出ないのか

エコキュートのお湯が出ない時、私が最初に確認したいのは「水は出るのか」ということです。
蛇口をお湯側にしても水すら出ないのか。
それとも水は出るけれど、いつまでたっても温かくならないのか。

この違いは大きいんです。

水も出ない場合には断水や止水栓、配管の凍結などが考えられます。
一方、
水は出るけれど温かくならない場合には貯湯タンクのお湯がなくなっている可能性もあります。

また、
台所ではお湯が出るのに浴室だけ出ない、
という場合には蛇口や混合水栓に問題があることも考えられます。

つまりエコキュート本体が悪いとは限らないわけですね。

私ならまず台所と浴室、洗面所などで同じ症状が出ているかを確認したいところです。

□リモコンの表示には理由があります

次に見て頂きたいのがエコキュートのリモコンです。

残り湯の表示が少なくなっていませんか。
エラーコードは出ていませんか。

エコキュートはタンクにお湯をためて使う仕組みですので、
普段よりたくさんのお湯を使うと湯切れを起こすことがあります。

その場合、
機種によっては「沸き増し」などの操作で対応できることもあります。
ただし、
すぐにお湯が使えるようになるわけではありません。

一方、
エラーコードが表示されている場合には、その番号を確認しておくことが大切です。

同じようにお湯が出ない症状でもメーカーや機種によって表示される内容は違います。
できればリモコンの写真を撮っておいて頂くと相談する際にも状況が伝わりやすくなります。

むやみに電源を入れ直したり、エラーを何度も解除したりする前に、
取扱説明書やメーカーの案内を確認して頂きたいですね。

エコキュートのお湯が出ない原因を調べるため、給湯リモコンのエラー表示を確認しながら取扱説明書を調べる女性の写真風画像

□福井の冬、エコキュートのお湯が出ないなら凍結も確認

福井で住宅の仕事をしていると冬の寒さは避けて通れません。

エコキュートについても気温が下がった朝に突然お湯が出なくなった場合には、
配管の凍結が考えられます。

ここで少し厄介なのがタンクの中にはお湯があっても、
配管が凍っていると蛇口までお湯が届かないことです。

ですから残り湯の表示があるからといって、
凍結の可能性がないとは言えないんですね。

こうした場合は気温が上がって自然に解凍するのを待つことが基本になります。

早くお湯を使いたいからといって凍った配管に熱湯をかけるのは避けてください。
急激な温度変化で配管などを傷める恐れがあります。

また、
雪が積もる地域では屋外のヒートポンプユニットの周りも気になります。
雪で吸い込み口や吹き出し口がふさがれると正常な運転に支障が出ることがあります。

雪を取り除く場合も安全に作業できる範囲にとどめ、機器を傷めないよう注意が必要です。

冬になるたび同じことが起きるようなら、
配管の保温材や凍結防止対策も点検しておきたいところです。

配管が凍結した場合の対応や冬場の予防方法については、
ダイキンの公式案内「凍結したときの対応と予防方法」でも詳しく説明されています。
機種によって対応が異なりますので、
ご使用のメーカーの取扱説明書とあわせて確認して頂きたいと思います。

□修理するのか、交換するのか。私ならこう考えます

エコキュートのお湯が出ない原因が本体の故障だと分かったとしても、
すぐに交換というわけではありません。

私ならまず何年使っているのか、
どこが故障しているのか、
そして修理にいくらかかるのかを確認します。

比較的新しい機器で部品を交換すればまだ十分に使えるのであれば、修理でよいと思います。

ただ、
設置から10年ほど経っていて修理にもかなり費用がかかるとなると、話は少し変わってきます。

エコキュートにはメーカーが修理用の部品を保有している期間があります。
しかも、
その期間は購入した日からではなく、原則として製造を打ち切った時から数えられます。

そのため、
使用年数だけでは修理できるかどうかは決められないんです。

また、
一度直しても別の箇所に不具合が出る可能性も考えなくてはいけません。

特に機器からの水漏れが続いている場合や、
異常な音、焦げたような臭いがする場合には無理に使い続けず、
専門業者に点検を依頼して頂きたいと思います。

以前、給湯器の交換にあたって故障の原因や保証について考えたことを「給湯器の交換とメーカー対応についての代表親方ブログ」にも書いています。
機器の種類は違っても故障した時にどう向き合うかという点では共通することがあると思います。

私が気になるのは今回いくらかかるのかだけではありません。

直したあと、これから何年安心して使えそうなのか。
交換する場合と比べて、どちらがお客様にとって納得のいく選択なのか。

そこまで考えてから判断して頂きたいんです。

もちろん、保証期間や延長保証が残っていないかも先に確認しておきたいですね。

エコキュートの修理と交換を比較するため、既存の給湯器と新しい機器の資料を見ながら住宅設備の担当者と相談する夫婦の写真風画像

□まとめ|エコキュートのお湯が出ない時こそ原因の確認を

今回はエコキュートのお湯が出ない時の原因と、
修理・交換を考えるうえで確認しておきたいことをご紹介しました。

お湯が出なくなると、どうしても故障や交換を心配してしまうものです。

でも、
湯切れや配管の凍結など、機器本体の故障ではない場合もあります。

反対に、
何度も不具合が起きているのにその都度修理を繰り返すことが、必ずしもよいとは限りません。

私はまず原因を確かめ、
そのうえで修理と交換の良いところ、気になるところをお客様にお伝えすることが大切だと思っています。

毎日当たり前のように使っているお湯ですが使えなくなって初めて、
そのありがたさに気付くこともありますよね。

そんな当たり前の暮らしをこれからも安心して続けて頂きたいと思います。

蛇口の不具合や水漏れなど住まいの水回りでお困りの方は、
私たちパンセの「水回り修理・小工事のご案内」もご覧ください。

塗装だけではなく、お住まいに関する事ならぜひ私、漆﨑隆一へお気軽にご相談ください!

ABOUT US
漆﨑 隆一
昭和47年生まれ。社南小・至民中・科学技術高等学校卒業。塗装歴30年。大工歴25年。携わった工事は7000件以上。一級建築士。全日本ベスト塗装店賞・最高金賞2回・金賞6回受賞。日本建築塗装職人の会会長とも親交が深く、塗装業界からも頼りにされている存在。趣味は仕事。好きな食べ物は奥様の手料理とヨーロッパ軒のソースかつ丼。仕事に厳しく、自分に厳しい福井市が生んだ塗装・リフォームのカリスマ親方。