畳リフォームを考えるきっかけ
1.畳が古くなったとき
1つ目は畳が古くなったときです。畳は古くなるとい草が毛羽立ったり、縁が捲れたりします。他にもよく歩く場所の床だけへこむ事もあります。こうなった時には畳リフォームを考えましょう。
2.畳の隙間が大きくなってきたとき
2つ目は畳の隙間が大きくなってきたときです。畳は使っていくと寄ってしまい、畳間での隙間が空いてくることがあります。こうなると隙間にホコリが溜まったりと不便なので畳リフォームを考えましょう。
3.家で行事があるとき
3つ目は家で行事があるときです。法事だけでなく結納、来客が決まった時に和室へお通しするのなら畳リフォームをして、い草の良い匂いがする部屋で行事を行いましょう。
4.お盆、正月に合わせて
4つ目はお盆、正月に合わせてです。家族が帰ってくる時期に合わせるとみんなが気持ちよく過ごせますし、掃除の手間も省けますね。
5.他のリフォームと一緒に
5つ目は他のリフォームと一緒にです。ついで工事は費用をがんばってくれる業者もいますので単品工事よりお得です。それとリフォーム工事中は何かと職人が出入りしストレスもかかるもの。この時に一緒に行えば、手間とストレスを省くことが出来るのでお客様の負担も減ります。
畳リフォームとは
1.表替え
表替えとは畳の表面に敷いてあるい草を交換する工事です。畳を一度持って帰り、作業場でい草を新しい物へ敷き直して収めます。い草が新しくなるので臭いもよく新品とほぼ変わらない仕上がりになります。
2.裏返し
裏返しとは畳の表面に敷いてあるい草をひっくり返す工事です。畳を一度持って帰り、作業場で縁を外してい草をひっくり返して収めます。い草の擦れ跡などが見えなくなるので見た目はキレイでいくらか青い仕上がりですが、い草の摩耗が激しいと裏返しは出来ません。
3.新畳
新畳とは新しい畳に入れ替えする工事です。全て新品なので気持ちがよく、床も新しいので凹凸もありません。縁やい草も希望に合わせる事が出来るのでより使い勝手に合わせた畳をご用意できます。
畳リフォームの費用相場をご紹介
畳リフォームは1畳あたり5,800円から35,000円と非常に幅があります。理由は表替えや裏返し、新畳での価格の差と新畳でのい草のグレードで費用の差が出てきます。まずは種類とそれぞれの良さを確認してご希望に添う物を選びましょう。
プロが教える畳の選び方
1.価格重視なら中国産い草
価格を抑えた畳工事をしたい、とお考えなら中国産い草を選びましょう。中国産い草は国産より1~2割程度価格が安くご提供出来るので限られた予算の中でもよりよいものが選べるようになります。
2.安全性なら国産い草
安全性を重視した畳工事をしたい、とお考えなら国産い草を選びましょう。無農薬栽培の安全性が優れているものも用意出来ますが、通常品も農薬や化学薬品の仕様を管理されているものも多いので安心してお使い頂けます。
3.断熱をお考えならスタイロ畳
特に冬の寒さを抑えていきたいならスタイロ畳を選びましょう。床部分にスタイロと呼ばれる発泡スチロールのような断熱材が入っており、床下からの冷気をしっかりと防いでくれます。通常の藁床と比べて軽いので日干しや掃除で畳を起こすのも簡単です。
4.痛みを考えるなら縁ありを
少しでも長く畳を使いたい、とお考えなら縁あり畳を選びましょう。人が歩くことで畳は少しずつ摩耗し傷みやすくなります。縁がある事で折り曲げているい草に直接触れなくなり摩耗しにくくなるので長持ちします。縁のデザインも種類があるので雰囲気に合わせ、オシャレなものを選びましょう。
畳リフォームの施工事例
畳リフォームで失敗しないために気を付ける4つの注意点
1.耐久性は値段相応
畳は、い草の中央付近を使用しているので長いものほど良質であると言われます。それと長いものの方がしっかりしておりある程度の太さもあります。低価格帯は全体的に細いので痛みも出やすくなるのです。
2.ヘリなしい草は痛みが早い
ヘリなし畳が痛みやすい理由、それはい草を横に折り曲げる部分に縁がないからです。曲げた箇所はい草が潰れるので痛みやすく摩耗にも弱くなるので普通の畳と比べて傷みは早く出てしまいます。本当によくお使いになる場所の場合は縁ありをお考え下さい。
3.湿気が多いとシロアリが入る事も
畳は調湿を行う事も特徴の1つですが、湿気が溜まるのでシロアリが入る事もあります。布基礎のお宅だと畳の部屋が多いため、特にシロアリの被害が出やすいです。表面に出てくることは少ないため気がつかないことも多いので畳の上に荷物を置かず、常に通気出来るようにして予防しましょう。
4.い草が青いのは最初だけ
い草の青いのが好きだと思われている方も多いはず。でもこの色は長くは続きません。日焼けをすることで色は茶色くなっていきます。青い色の畳がご希望ならい草でなくビニールか和紙での表の作成をお勧めします。