増築リフォームを考えるきっかけ
1．同居や家族の成長で部屋が足りないと悩んだとき
増築リフォームを考える１つ目のきっかけは、同居や家族の成長で部屋が足りなくなったときです。建てたときから時間が経つと家族が増えることもあります。この時に部屋数が足りなくなったら増築リフォームを考えてもよいかもしれません。家族の団らんとプライベートを両立出来るお宅なら家族仲はさらに高まりますよ。
2．もう少し部屋を大きくしたいと感じたとき
増築リフォームを考える２つ目のきっかけは、もう少し部屋を大きくしたいと感じた時です。LDK、お風呂、寝室が狭いと思いながらも我慢しているなら増築リフォームをして気持ちをスッキリしませんか。お部屋が広くなると心にも余裕が生まれ、人生がさらに好転して楽しく生活出来ますね。
3．家の中が片付かず困ったとき
増築リフォームを考える３つ目のきっかけは、家の中が片付かず困ったときです。いつの間にかもので溢れ、山積みになった物を見て「自分は勝つづけられない人間なんだ･･･」と落ち込んでいませんか。実は、片付けられないのではなく片付ける場所がなかっただけなのです。増築リフォームを行って収納場所を確保してスッキリしたお部屋で快適に過ごしましょう。
増築リフォームとは
夢やご要望を叶えるために、今のご自宅では足りない空間を新たに作り上げてお客様のイメージを現実化させるリフォーム工事のことをいいます。
増築には大きく分けて以下の2つの種類があります。
①同棟増築
今あるご自宅に引っ付けていく形で増築をするリフォーム工事です。今ある部屋を大きくしたい、もうひと部屋続きで欲しいといった要望に応えるための増築リフォームです。
②別棟増築
今あるご自宅とは別棟で増築をするリフォーム工事です。同一敷地内に小さな新築を建てるようなイメージとも言えます。ご自宅と繋ぐと気になる騒音、家族の視線を遮断したいという要望に応えるためのリフォーム工事です。
増築リフォームは全面改装との相性がよく、家全体をより使いやすく作り替える事が出来ますのでこれを機にご家族全員の夢を叶えましょう。
増築リフォームの費用相場をご紹介
増築リフォームは500万円から1000万円程度が相場です。価格幅が大きくなるのはご希望の増築内容と規模、増築場所で費用がが変わるため。増築は規模により建築士資格がなければ設計出来ないリフォーム工事ですので、ご希望を安心出来る建築士の専門家へ相談して価格をご確認下さいね。
プロが教える増築リフォームの仕方
増築リフォームをお考えの場合の、以下のフローにて進んでいきます。ぜひ参考になさて下さい。
①ご自身にて増築したい部屋、どれくらい増築したいか、敷地に収まるかを話が出来る程度でまとめます。
まずご自身にて増築リフォームを考えているお部屋のプランを検討します。なぜリフォームしたいのか、どの程度増築したいのかを決めて箇条書きでいいので文章にまとめておきましょう。実際に希望が叶う叶わないは別として思っている事や気になっている事など全て書き出しておきます。その時に敷地は増築する分だけ空間があるのか確認も忘れないようにしましょう。
②専門家へまとめた要望、増築されたい理由、その他気になる事など全て伝えます。
考えがまとまったら専門家に相談しましょう。先にまとめておいた事を全て伝えます。まとめた内容はコピーして渡しておけば専門家に要望が確実に伝わるはずです。あと話をするときは実際に家に来ていただきましょう。理由は図面だけでは判断出来ないことがあるからです。そして打合せの時にはご自宅の図面を用意しておき、専門家に見てもらいましょう。
③専門家にご自宅の調査をしてもらいます。
話が終わったら専門家に図面を確認してもらいながらご自宅の調査をしてもらいましょう。専門家は寸法などをとるのにある程度の時間を費やして調査されると思います。調査時に多く話しかけると手が止まってしまうのと、考えを巡らす時間が取れなくなるためなるべく専門家だけに任せて終わるまで待っていたほうがよいでしょう。
④調査後、調査内容とお客様のご要望を踏まえた専門家の意見を聞いてイメージを膨らませます。
専門家の調査が終わったら調査内容やご要望を踏まえた専門家の意見をもらいましょう。豊富な知識と現場経験を積んでいる専門家は全ての情報を踏まえて一番よいと思われる方法を伝えてくれます。増築リフォームは専門知識のいる工事のため専門家の話には専門用語など分かりにくい事があるかもしれませんので，その場で質問して悩みを持ち越さないようにしましょう。
⑤専門家に提案をもらい、夢が叶うか判断します。
専門家に今までの内容から提案書を作ってもらいましょう。この時には会って説明を聞きながら提案内容で夢が叶うか確認していきます。夢とは使い勝手や要望だけでなくご予算感も叶っているのかみていきます。ここでも分からない事があれば恥ずかしがらずに何でも聞いていきましょう。
⑥気になる事があれば専門家と話をして再度提案してもらいましょう。
提案に気になる事があれば専門家に素直な意見を伝え、再度提案を考えてもらいましょう。ちょっとした事が後から大失敗へと繋がる事もあり得ますので何でも話をして満足出来るまで打合せをしましょう。
増築リフォームの施工事例
増築リフォームで失敗しないために気を付ける３つの注意点
1．確認申請が必要な場合がある
増築リフォームは増築する大きさによっては役所へ工事をする事を報告し、安全な建物かを審査してもらう確認申請と言う業務が必要となります。具体的には10㎡を超える増築には必要となります。この確認申請は個人で申請出来る大きさのものもありますが、非常に難しいので建築士に任せるのが一般的です。この確認申請には申請料が発生するので工事費用にプラスして申請費用も予算には考えておきましょう。
2．耐震強度、雨漏れに不安要素が出る可能性がある
同棟増築の場合、建物の形が整形でなくなることがあります。その場合、耐震強度に偏りが出来る場合があるので専門家に設計段階から考えて頂くよう依頼しましょう。増築接続部は既存部分としっかり繋いでも偏りのために雨漏れがしやすい場所となるので屋根部分は既存部分と一緒に取替をするなど後付けの仕上げとしないよう，こちらも専門家と相談をしておきましょう。
3．既存部分との外回りの意匠性が合わないことがある
増築部は既存部分と外回りの意匠性が合わないことがあります。理由は既存部分に使われている外壁材、屋根材のデザインや色が廃盤になっていることがあるからです。あと予算により合わせる事が出来ないこともあります。増築を行うときには外回りのデザインの打合せも忘れずに行いましょう。
