水回りリフォームはまとめて行う方がよい?別々に工事する場合との違い

こんにちは。
昭和42年創業、福井で地域の住まいを守り続ける職人直営のリフォームパンセ、
代表親方・一級建築士の漆﨑隆一です。

今回は水回りリフォームをまとめて行う方がよいのか、
それとも必要な場所から順番に工事する方がよいのかについてお話しします。

キッチンが古くなってきたのでそろそろ交換したい。
でも、
よく考えてみるとお風呂も洗面台も同じくらい使っている。

それなら、いっそのこと全部まとめてリフォームした方がお得なのでは?
そんなふうに考えることもありますよね。

確かに、
まとめて工事をすることで費用を抑えられる場合はあります。

ただ、
私は必ずしも全部一緒にリフォームすることが一番よい方法だとは思っていません。

なぜなら、
それぞれの設備の状態も違いますし、
工事中の生活やお客様のご予算によってよい選択は変わってくるからです。

では、どんな場合にまとめた方がよいのか。
そして、
どんな場合には別々に工事をした方がよいのか。
少し考えてみたいと思います。

水回りリフォームをまとめて行うか別々に工事するか、キッチン・浴室・洗面台・トイレを背景に、代表親方をモデルにした人物がお客様と相談するイメージ画像

□水回りリフォームをまとめると、何が変わるのか

例えば、お風呂と隣にある洗面所をリフォームする場合を考えてみましょう。

お風呂の工事では出入口の壁や床を一部解体することがあります。
洗面所も一緒に工事するのであれば床や壁の仕上げをまとめて行える場合があります。

また、
工事前の養生や材料の搬入、職人の手配、廃材の運搬なども一度に段取りすることで効率がよくなることがあります。

これが、まとめて工事をすると費用を抑えられる場合がある理由なんです。

ただし、
キッチンとお風呂を一緒に工事したからといって、
それぞれの設備の取付費用がなくなるわけではありません。

必要な工事はそれぞれ行わなければなりませんからね。

私ならまず別々に工事した場合の費用とまとめた場合の費用を比較して、
実際にどの部分が変わるのかを確認したいと思います。

お風呂の交換をご検討中の方は私たちパンセの「お風呂リフォーム・工事費用のご案内」も参考にしてみてください。
浴室の工事内容を知って頂くと隣の洗面所を一緒に工事するかどうかも考えやすくなると思います。

□工事中の生活はどうなるのでしょうか

費用と同じくらい気になるのが工事中の生活です。

キッチン、お風呂、洗面所、トイレ。
どれも毎日使う場所ですよね。

例えば、
キッチンとお風呂の工事が同じ時期に重なると食事の準備も入浴も、
いつもどおりにはできなくなる日があります。

トイレまで使えないとなると、これはなかなか大変です。

もちろん、
工事の順番を調整することで使えない期間を分散できる場合もあります。

ただ、
まとめて工事するからといって必ず工期が短くなるとは限りません。
工事の内容や職人の段取りによっても変わってきます。

私が大切だと思うのは工事全体で何日かかるのかだけではなく、
いつ、どの設備が、どれくらい使えなくなるのかということです。

特に夏にお風呂が使えないとなると普段以上に気を遣いますよね。

ご家族の人数や生活時間も考えながら、無理のない工程を組むことが大切だと思います。

水回りをまとめて工事する場合の費用や生活への影響については、
パナソニックの「水まわりのリフォーム費用相場とは?」でも紹介されていますので、
参考にしてみてください。

水回りリフォームの工事中、キッチンや浴室が養生され、普段どおりに設備を使えない期間の暮らしを表現した写真風画像

□まだ使える設備も、今交換した方がよいのでしょうか

ここは私が少し気になるところです。

例えば、
キッチンは古くなって交換を考えているけれど、お風呂は数年前にリフォームしたばかり。
そんな場合まで一緒に交換する必要があるのでしょうか。

私はまだ十分に使える設備であれば、今すぐ交換する必要はないと思っています。

水栓や換気扇など、一部分を修理することで使い続けられる場合もあります。

反対に浴室をリフォームする予定があり、
隣の洗面所の床も傷んでいるのであれば一緒に工事をした方が合理的かもしれません。

つまり、
全部まとめるか、全部別々にするか。この二つだけで考える必要はないんですね。

お風呂と洗面所は一緒に工事をしてキッチンは数年後にする。
トイレは必要になった時に交換する。

そうした進め方も十分考えられます。

水回りリフォームは設備を何か所交換するかよりも、
今のお住まいにどんな工事が必要なのかを考えることが大切だと思います。

蛇口の水漏れや水栓の交換など、部分的な修理で対応できることもあります。
パンセの「水回り修理・小工事のご案内」でも対応内容をご紹介していますので、
参考にして頂ければと思います。

□私なら、設備の下に隠れている部分も確認します

もう一つ、忘れてはいけないことがあります。

それはキッチンやお風呂、洗面台の下に隠れている部分です。

例えば、
お風呂の出入口付近の床がフカフカしている場合、床の下地が傷んでいる可能性があります。

浴室を取り替えるだけでなく、洗面所の床まで補修が必要になるかもしれません。

また、
給排水管の状態によっては設備の交換と一緒に配管の更新を検討した方がよい場合もあります。

ただ、
こうした部分には解体して初めて状態が分かるところもあります。

ですから、
工事前に確認できることと、解体後に判断する必要があることを分けて考えておきたいんです。

特に複数の水回りをまとめて工事する場合には工事の範囲が広くなります。
どこまでを今回の工事に含めるのか、追加工事が必要になった時にはどうするのか。

そこまで確認しておくことで、より納得して工事を進めて頂けると思います。

水回りリフォームで床を開け、普段は見えない給排水管や床下地の状態を確認している施工担当者の写真風画像

□まとめ|水回りリフォームは暮らしに合った順番で

今回は水回りリフォームをまとめて行う場合と、
別々に工事する場合の違いについてお話ししました。

まとめて工事をすることで養生や職人の段取りなどを効率よく進められ、
費用を抑えられる場合があります。

一方で、
まだ使える設備まで交換することになれば、その分の費用も必要になります。

私は水回りリフォームを考える際には、
まずお住まいの状態を確認して今直した方がよいところと、
もう少し先でもよいところを整理することが大切だと思っています。

そのうえで一緒に工事する方がよい場所はまとめる。
そして必要な工事から順番に進めていく。

せっかくのリフォームですから工事を終えた時だけでなく、
その先の暮らしも考えて決めて頂きたいですね。

塗装だけではなく、お住まいに関する事ならぜひ私、漆﨑隆一と大久保光沙久へお気軽にご相談ください!

ABOUT US
漆﨑 隆一
昭和47年生まれ。社南小・至民中・科学技術高等学校卒業。塗装歴30年。大工歴25年。携わった工事は7000件以上。一級建築士。全日本ベスト塗装店賞・最高金賞2回・金賞6回受賞。日本建築塗装職人の会会長とも親交が深く、塗装業界からも頼りにされている存在。趣味は仕事。好きな食べ物は奥様の手料理とヨーロッパ軒のソースかつ丼。仕事に厳しく、自分に厳しい福井市が生んだ塗装・リフォームのカリスマ親方。