「この塗料でお願いします」と決める前に。大切にしている5つの確認


こんにちは。リフォームパンセ代表親方の漆﨑です。

外壁塗装を考え始めると、塗料名が気になってきますよね。
「このメーカーが良さそう」
「人気って書いてある」
「せっかくなら長持ちする方がいい」

その感覚は、とても自然だと思います。
ただ、私たちリフォームパンセとしては、最初にお伝えしたい考え方があります。

外壁塗装は、塗料を“選ぶ”工事ではなく、
この家を、これからどう守っていくかを“決める”工事です。

塗料は大事です。けれど塗料は「主役」ではありません。
主役は“家”であり、“暮らし”です。
だからパンセでは、塗料名から入るより先に、次の5つを必ず確認します。

1.今の外壁に、その塗料が合うかどうか

外壁材は家によって違います。
サイディング、モルタル、ALC、金属…。同じように見えても、壁の性格はまったく別物です。

さらに厄介なのが「前回、何が塗られているか」。
過去の塗装歴や下地の状態で、今回の下塗りの選び方も、施工の組み立ても変わります。

パンセの考え方はシンプルです。
人気かどうかより、この壁で性能が出るか。
ここを外すと、どんな高性能塗料でも結果は安定しません。

2.「なぜ傷んでいるのか」を見てから決める

同じ色あせでも、原因が違えば守り方は変わります。
紫外線なのか、雨だれなのか、湿気なのか、ひび割れなのか。
あるいは、前回工事の相性や施工が原因になっていることもあります。

パンセが気にしているのは、見た目の症状よりも
「この家は、どこから傷みが始まっているか」です。

原因を見ないまま塗料だけ決めると、工事の狙いがズレます。
狙いがズレた工事は、見た目が一時きれいでも、あとで差が出ます。

3.下地補修を“どこまでやるか”で塗装の価値が決まる

外壁塗装は「塗る前」が9割です。
ひび割れ、シーリング、下地の浮き、旧塗膜の弱り…。
ここをどう扱うかで、持ちも安心感も変わります。

パンセでは、下地補修を“オプション”扱いにしません。
塗装の価値は下地で決まると考えているからです。

高い塗料を塗っても、下地が弱ければ長持ちはしにくい。
逆に、下地が整っていれば、塗料の性能はきちんと働きやすい。
この順番を大切にしています。

4.外壁だけを見ない。家は「外壁+付帯部」で一つ

家は外壁だけでは完成しません。
雨樋、破風、軒天、水切り、鉄部、木部、ベランダ周り…。
付帯部も同じように紫外線と雨風を受けています。

外壁だけ最上級にしても、付帯部が先に傷めば、結局また手を入れることになります。
色のまとまりも、耐久性のバランスも大事です。

パンセは外壁塗装を、部分工事ではなく
家全体のメンテナンス設計として見ています。
だから「外壁だけ良い」ではなく、「家として整う」提案を優先します。

5.保証は年数より「中身」。守れる仕組みがあるか

「10年保証」「15年保証」という言葉は安心材料になります。
でもパンセが重視するのは年数ではなく、保証の中身です。

どこまでが保証対象なのか
何が対象外になるのか
不具合が出たとき、誰がどう対応するのか
下地の状態で条件が変わるのか

保証は、書いてあるだけでは機能しません。
正しい診断・正しい補修・正しい施工がそろって、初めて意味を持ちます。
パンセはそこまで含めて「守る」と考えています。

まとめ:塗料名を“先に決めない”方が、後悔しにくい

外壁塗装で大事なのは、最初から塗料名を決めることではありません。
パンセとして大切にしている順番はこうです。

この外壁に合うか
なぜ傷んでいるか
補修をどうするか
家全体のバランスはどうか
保証は守れる内容か

この5つを確認した上で、はじめて
「この家には、この塗料が合いますね」
という話になります。

塗料名より先に、家をどう守るか。
私たちはその順番で、提案と施工を組み立てています。

ABOUT US
漆﨑 隆一
昭和47年生まれ。社南小・至民中・科学技術高等学校卒業。塗装歴30年。大工歴25年。携わった工事は7000件以上。一級建築士。全日本ベスト塗装店賞・最高金賞2回・金賞6回受賞。日本建築塗装職人の会会長とも親交が深く、塗装業界からも頼りにされている存在。趣味は仕事。好きな食べ物は奥様の手料理とヨーロッパ軒のソースかつ丼。仕事に厳しく、自分に厳しい福井市が生んだ塗装・リフォームのカリスマ親方。
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