昭和42年創業、福井の住まいを地域の職人と守り続けるリフォームパンセ、
代表親方・一級建築士の漆﨑隆一です。
今回は、雨漏りや屋根の破損があり、火災保険を確認することになった時の施工会社の役割についてお話しします。
私が最初にお伝えしたいのは施工会社と保険会社では役割が違うということです。
施工会社が行うのは建物を見て、どこが傷んでいて、どのような修理が必要なのかを整理すること。
一方、
加入している保険でその損害が補償されるかを判断するのは保険会社です。
この二つを分けて考えると火災保険を使った修理も分かりやすくなります。

□施工会社は「家の状態」を確認する
例えば台風のあとに天井へ雨染みが出たとします。
私たちがまず見るのは、保険証券ではありません。
屋根材がずれていないか。
板金が浮いていないか。
外壁やシーリングに傷みがないか。
雨水がどこから入った可能性があるのか。
まず建物を確認します。
そして、
必要であれば損傷部分の写真を撮り、どんな修理が必要なのかを整理して見積書を作ります。
つまり施工会社の仕事は保険を通すことではなく、家をどう直すかを明らかにすることです。
□保険の内容は保険会社や代理店へ確認する
火災保険は契約によって補償される内容や自己負担額などが異なります。
風災・雹災・雪災を補償する商品もありますが、すべての契約が同じではありません。
また、
自然な消耗や経年劣化による損害は一般的に補償対象にはなりません。損保協会
そこで、
「この損傷は契約上、補償の対象になるのか」
という部分はご加入の保険会社や代理店へ確認していただきます。
施工会社が先に「これは必ず保険が使えます」と決めるものではありません。
□施工会社がお手伝いできること
施工会社としてお手伝いできるのは建物側の情報を分かりやすく整理することです。
例えば、
損傷している場所の確認、被害状況が分かる写真、必要な修理方法、修理に必要な見積書などです。
屋根の上などご自身では確認しにくい場所もありますので、安全に現地調査を行い、
「どこがどう傷んでいるのか」
「この部分をどのように直すのか」
をお伝えします。
そこから先の保険金の判断は保険会社に委ねます。
□保険金請求の代行業者とは役割が違います
ここも知っておいていただきたいところです。
日本損害保険協会では「保険金が使える」と住宅修理を勧めたり、
保険金請求を代行して高額な手数料を求めたりする事業者とのトラブルについて注意を呼びかけています。
修理契約の前にまず契約している保険会社や代理店へ相談するよう案内しています。損保協会
私たちは保険金を増やすための会社ではありません。
家を正しく調査して、必要な工事を考える会社です。
その調査結果が保険会社へ状況を伝えるためにも役立つ。
私はその関係が一番自然だと思っています。
□まとめ|家のことは施工会社、保険のことは保険会社へ
火災保険を使った雨漏り修理を考える時は、
建物の状態と修理方法は施工会社へ。
補償内容や保険金については保険会社・代理店へ。
このように役割を分けて考えてみてください。
私たち施工会社がするべきなのは保険が使えるかを先に決めることではありません。
まず家を見て、原因を考え、必要な修理を分かりやすくお伝えすること。
その上で火災保険が利用できる可能性があれば、ご加入先へ確認していただく。
家を直すことと保険の手続きをそれぞれの専門家がきちんと担当することが、
ご家族にとって一番分かりやすい進め方だと思います。
塗装だけではなく、お住まいに関する事ならぜひ私、漆﨑隆一へお気軽にご相談ください!






