こんにちは。
昭和42年創業、福井で地域の住まいを守り続ける職人直営のリフォームパンセ、
代表親方・一級建築士の漆﨑隆一です。
今回は目隠しフェンスの高さと設置位置についてお話しします。
家の中でくつろいでいる時、窓の向こうを人が通ると、なんとなく視線が気になる。
庭に出ても道路やお隣から見られているようで落ち着かない。
そんな時、「目隠しフェンスを付けたらどうだろう」と考えることがありますよね。
では、できるだけ高いフェンスを設置すれば安心なのでしょうか。
私は必ずしもそうとは思っていません。
確かに高ければ外から見えにくくなる場合はあります。
ただ、
その分だけ日差しや風を遮ってしまったり、
家の中から見た時に圧迫感が出たりすることもあるんです。
ですから私は目隠しフェンスを考える時にはまず家の中から外を見て、
どの視線が気になるのかを確認することが大切だと思っています。

□どこからの視線が気になるのでしょうか
まず考えて頂きたいのは、誰かに見られていると感じる場所です。
道路を歩く人なのか、お隣の窓なのか、それとも駐車場からなのか。
例えば、
道路を歩く人の視線が気になる場合でも、
リビングの窓と道路が離れていればフェンスを設置する位置によって必要な高さは変わります。
一方で、
お隣の2階の窓から見下ろされる位置関係なら高いフェンスを立てても十分に目隠しできない場合があります。
ここで大切なのはフェンスそのものの高さよりも、見られる場所と見る側の位置関係なんですね。
私ならまず普段座っているソファや食卓の位置から外を見て、
そのあと道路や庭に出て確認したいと思います。
外からだけ見て決めてしまうと実際に暮らす場所での見え方とは違うことがありますからね。
□目隠しフェンスの高さは家の中から考えたい
フェンスの高さというと、地面から何センチという数字で考えがちです。
でも、
住宅の床は道路や庭より高い位置にあることが多いので、
外に立っている時と室内に座っている時では視線の高さが違ってきます。
例えば、
リビングに座ってテレビを見ている時は気にならなくても、
立ち上がって窓際へ行くと道路がよく見える。そんなことも考えられます。
では、どちらの視線に合わせるのがよいのでしょうか。
私は普段どこで、どんなふうに過ごしているのかを基準にした方がよいと思います。
外を眺めながら食事を楽しみたいのであれば庭の景色も残したいですよね。
反対に、
道路から洗濯物が見えることが気になるのであれば、その部分を中心に目隠しする方法もあります。
目隠しフェンスは敷地の端から端まで同じ高さにする必要があるとは限りません。
必要な場所だけ高さを変えたり、部分的に設置したりすることも一つの方法だと思います。
フェンスの種類や工事費用については私たちパンセの「フェンス設置リフォーム・工事費用のご案内」でもご紹介していますので、参考にしてみてください。

□隠すことばかり考えると、気になることも
目隠しフェンスを選ぶ際に、もう一つ考えておきたいことがあります。
それは風通しと日当たりです。
外から見えないようにしようとすると、どうしても隙間の少ないフェンスを選びたくなります。
ただ、
隙間が少なければ風も通りにくくなりますし、
設置する方角や高さによっては室内への日差しにも影響します。
せっかく外からの視線を遮ることができてもリビングが暗くなってしまったら、
少しもったいないですよね。
最近は正面からの視線を遮りながら風を通すルーバータイプや、
光を取り入れられるパネルタイプなどいろいろな商品があります。
もちろん、
フェンスが高くなれば風を受ける面積も大きくなりますので、
強度についても考えなければなりません。
私ならどこまで隠したいのかと同時に、どこは開放しておきたいのかも確認したいところです。
全部を隠すのではなく、暮らしに必要な部分を上手に隠す。
そう考えると選び方も変わってくると思います。
目隠しフェンスの高さや設置する場所による違いについては、
LIXILの「目隠しフェンスの選び方」でも詳しく紹介されています。
実際に選ぶ際の参考にして頂ければと思います。
□福井で設置するなら、雪と既存の塀も確認したい
福井で外まわりの工事を考える時、やはり忘れてはいけないのが雪です。
フェンスの近くに雪を積み上げる場所がないか。
屋根から落ちてくる雪が当たらないか。
こうしたことも確認しておきたいですね。
また、
背の高い目隠しフェンスでは、風に対する強さも重要になります。
フェンス本体だけでなく、それを支える柱や基礎まで含めて考える必要があります。
特に気になるのが、今あるコンクリートブロックの上にフェンスを取り付けたいという場合です。
見た目にはしっかりしていても内部の鉄筋や基礎の状態までは、
外から見ただけでは分からないことがあります。
ひび割れや傾きがある場合には、なおさら注意が必要です。
さらに、
設置する位置によってはお隣との境界や地面の下にある配管なども確認しなければなりません。
私はフェンスをどんなデザインにするかということと同じくらい、
どこに、どのように取り付けるかが大切だと思っています。
毎日目にするものですし、長く使って頂くものですからね。

□まとめ|目隠しフェンスは必要な場所に必要な高さで
今回は目隠しフェンスの高さと設置位置についてお話ししました。
外からの視線が気になるからといって、
ただ高いフェンスを設置すればよいとは限りません。
家の中からどのように見えるのか。
日差しや風通しはどう変わるのか。
そして、安全に設置できる場所なのか。
私はこうしたことを一つひとつ確認してから、
高さやデザインを決めることが大切だと思っています。
目隠しフェンスは外から家を隠すためだけのものではありません。
家の中でゆっくりくつろいだり、庭に出る時間を楽しんだり。
そんな毎日の暮らしを少し心地よくしてくれるものだと思います。
せっかく設置するのですから外からの見た目だけでなく、
家の中からの見え方も大切にして頂きたいですね。
フェンスだけでなく、門まわりや庭、カーポートなど住まいの外まわりを一緒に考えたい方は、
パンセの「エクステリアリフォームのご案内」もご覧ください。
塗装だけではなく、お住まいに関する事ならぜひ私、漆﨑隆一と大久保光沙久へお気軽にご相談ください!






