ご自宅の雨漏れ、お住まいになっていて考えることはまずないと思います。
だからこそ急に雨漏れしてきたときの不安と落胆は計り知れません。
そこで今回は雨漏りの大きな原因を4つ、お教え致します。
これを知っておけば事前に雨漏り防止対策も検討でき、
長く安心してお住まい頂けることでしょう。
こちらのコラムは今雨漏れしている方だけでなく、
新築を建てたばかりの方やそろそろリフォームをとお考えの方にも
お役に立つ情報ですのでぜひブックマークをして
いつでも読み直し出来る様に取っておきましょう。

雨漏り原因トップ4の発表
雨漏りが起きるのは以下の4つが主な原因です。
1.自然災害

やはり、強風や強雨、積雪は屋根や外装を壊してしまう一つの原因となります。
その中でも福井で一番多いのが、
「積雪によって瓦や屋根材が割れたりずれてしまう。」というものです。
割れやずれの屋根トラブルは、なかなか自分でも修理しにくく、
普段簡単に見えないために厄介と言えそうですね。
これの対策として考えられるのは、屋根点検を毎春に行う事です。
しかし、2、3階建てにお住いの方々にとっては、
そんな手軽に屋根には登れないので難しい、というのが本音としてありそうですね。
2.屋根材の劣化

また、原因として多いのが「屋根材の劣化」です。
住宅に使われる屋根材には、瓦やスレート、板金があります。
これらが劣化すると、隙間ができてしまったり、
雨水が徐々に染み込むことで雨漏りにつながってしまうケースがあります。
これの対策としても、定期的な目視による確認しかありません。
時期だから直す、というだけでは不安が残ります。
3.屋根や外壁の塗装の劣化

屋根や外壁の塗装の劣化も原因として非常に多い事例です。
1年中日光や雨風にさらされ、寒暖差も大きい福井では屋根、外壁は
相当ハードな状況にある事はご理解頂けることでしょう。
劣化が原因で材料に水が浸透したり、
隙間が出来たり、ヒビが入ると浸水に繋がります。
もちろん、浸水しても防止するために内部でも防水処理されていますが
あくまで内部の防水処理は予備的なもの。
長くは保ちません。
劣化対策としては塗替を行う事です。
屋根塗装、外壁塗装の塗替目安は新築業者ですと10年から15年と話していると思います。
時期が来たら早めの塗替を考えましょう。
4.コーキングの劣化

先ほどは屋根、外壁材の劣化をお話ししましたが、
外壁材の中でも窯業系サイディングの場合は継手部分にコーキングを施工しています。
このコーキングの劣化でも雨漏りは起きます。
コーキング中央部からの亀裂、継手部分の剥がれが発生、
浸水し、最終的に雨漏りになります。
対策はコーキング打替がベストです。
現在の上からコーキングを行う『増し打ち』という方法もありますが、
このやり方の場合はコーキングの伸縮性能がフルに発揮できず、
厚みも薄いため劣化も早まります。
あまりお勧め出来る方法ではないので注意しましょう。
5.天窓の劣化

最後は天窓の劣化です。
天窓とは屋根からの明かりを取り入れるために天井に取り付けている窓のこと。
屋根と同じ様に雨風や積雪に常にさらされますので
ガラス周りのパッキンやサッシ廻りの防水処理が徐々に劣化し雨漏りに繋がります。
特にサッシ廻りからの被害がが非常に多く、
直すには屋根材の修繕も必要となるため費用も割高になりがちです。
新築の段階から天窓ではなく
ハイサイドライト(壁の天井付近に取付する明かり取り窓)
での採光を業者へ希望して明かりを確保しましょう。
一番の雨漏り対策とは?

ここまで雨漏り原因TOP5をお伝えしましたが、
雨漏りを事前に防ぐための対策をお教えします。
それは、外部点検を依頼することです。
点検を依頼する業者はリフォーム店や塗装店ですが、
お願いするときには外部点検で依頼をしてください。
なぜなら、
見積依頼のついで調査でお願いしてしまうと
外部をリフォームする事を前提とした調査のため
見積のための調査となり、痛み調査でなくなってしまいます。
もちろん、
外部点検の依頼は無料でしてくださる業者も中にはおりますが
基本的には料金をお支払いしてしっかりと調査してもらい、
外部の状況を調査書など残るもので用意頂くと良いでしょう。
それと現状から次のリフォーム時期やリフォーム方法を
ご提案頂いておくと今後の参考になります。
調査費用は一般的に10,000円~20,000円。
お値段は張りますが、危険を伴って自分で行う事比べれば安いものです。
最後に
今回は、雨漏りの原因として挙げられるトップ5お伝えしました。
原因は屋根、外壁両方に可能性がありますので、
雨漏りした時には両方を必ず確認するように気をつけましょう。
雨漏りや調査は信頼できる地元の専門家へご相談下さい。