今の駐車場にカーポートを付けたい。最初に見ておきたいこと

昭和42年創業、福井の住まいを地域の職人と守り続けるリフォームパンセ、
代表親方・一級建築士の漆﨑隆一です。

今回はすでにある駐車場へカーポートを取り付けたい時に最初に確認しておきたいことをご紹介します。
カーポートを後から設置する場合は駐車場だけを見るのではなく、家と外まわり全体を一緒に確認すると計画しやすくなります。

屋根や柱を納める場所には窓、雨樋、給湯器、室外機、配管、土間コンクリートなど、
今ある住まいとの関係があるからです。
まず現地を見て、その家に無理なく納まる形を考えていきます。

□まず、カーポートを置ける範囲を確認する

最初に見るのは駐車場の幅と奥行きです。

ただ寸法を測るだけではなく、
車を停めた時にドアを開けられるか、
玄関への通路を残せるか、
自転車を置く場所が必要かなど、
今の使い方も一緒に確認します。

建物の軒やバルコニー、窓との距離も見ながら屋根をどの位置まで持ってこられるかを考えます。
今ある駐車場をどのように使っているかを残しながら、屋根を加えていく。
そんなイメージで考えると分かりやすいと思います。

□柱を立てる場所の下も見る

既存の駐車場にはすでに土間コンクリートが打ってあることが多くあります。

カーポートの柱を設置する場所では、
その下に基礎をつくるための工事が必要になりますので土間の状態や厚み、周辺の設備などを確認します。

近くに給排水管や雨水桝などがある場合は、その位置も見ながら柱の場所を決めていきます。
見た目では何もない場所でも地面の下に設備が通っていることがありますので、
柱を立てる場所は地上と地中の両方を見ることが大切です。

□家の設備とぶつからないか確認する

住宅の外まわりにはさまざまな設備があります。

例えば、
・エアコンの室外機
・給湯器
・電気メーター
・ガスメーター
・水栓
・雨樋
・雨水桝
などです。

カーポートを設置すると柱や屋根がこうした設備に近づくことがあります。
室外機の前をふさいでいないか。
給湯器の点検や交換ができるスペースが残っているか。
雨樋の水をどこへ流すか。

完成した時だけではなく、
その後も家の設備を使い、手入れできることまで考えて配置します。

□カーポートの雨水をどこへ流すか

カーポートにはそれなりの大きさの屋根ができます。
雨が降れば、その屋根に落ちた水を雨樋から排水することになります。

そこで、
どこへ雨水を流すのかも計画の一つです。
玄関アプローチへ水が流れないか。
お隣側へ流れないか。
駐車場に水がたまりやすくならないか。
今ある排水経路も確認しながら考えます。

屋根を付けることで雨の日が便利になるからこそ、
屋根から落ちる水の行き先まで整えておくと使いやすい外まわりになります。

□家の外観とのつながりも見てみる

後付けのカーポートでも建物との色や形が合うと住まい全体が自然にまとまります。

外壁が明るい家なら柱や屋根を少し引き締まった色にする。
玄関ドアやサッシの色に合わせる。
木目を使っている住宅ならカーポートにも木調を少し取り入れる。
こうした選び方もできます。

毎日目にする場所ですので車を守る機能と同時に今ある家になじむかどうかも見てみてください。

□まとめ|今ある家を見てからカーポートを考える

今の駐車場へカーポートを付ける時は、
①駐車場と建物の寸法
②柱を立てる場所と地面の状態
③室外機や給湯器など既存設備
④屋根からの雨水
⑤建物との見た目のつながり
このあたりを現地で確認すると計画がぐっと具体的になります。

すでに長く暮らしてきた家にはその家なりの使い方があります。
いつも車を停める位置、玄関へ歩く道、自転車を置く場所、冬の道具をしまう場所。
そこへカーポートを加えることで今の暮らしが少し使いやすくなる形をプロはご提案しています。

塗装だけではなく、お住まいに関する事ならぜひ私、漆﨑隆一へお気軽にご相談ください!

ABOUT US
漆﨑 隆一
昭和47年生まれ。社南小・至民中・科学技術高等学校卒業。塗装歴30年。大工歴25年。携わった工事は7000件以上。一級建築士。全日本ベスト塗装店賞・最高金賞2回・金賞6回受賞。日本建築塗装職人の会会長とも親交が深く、塗装業界からも頼りにされている存在。趣味は仕事。好きな食べ物は奥様の手料理とヨーロッパ軒のソースかつ丼。仕事に厳しく、自分に厳しい福井市が生んだ塗装・リフォームのカリスマ親方。