先にお伝えしますと、外壁塗装中の犯罪被害はあります。
特に空き巣被害が多いです。
そこで今回は、外壁塗装中の防犯対策についてお伝えします。
□外壁塗装の防犯対策、3つのポイント
結論からお伝えします。
工事前、工事中の防犯対策はこの3つを確実に守りましょう。
1つ目は、工程表と名簿をもらうことです。
作業日と作業内容が一目で分かる工程表、その日に訪問する予定の職人の名簿をもらいましょう。
もし作業のない日や名簿に載っていない職人が来た場合、不審者だと気づけます。
2つ目は、職人を家に入れないことです。
打ち合わせの時以外に、職人を家に入れないよう塗装会社と約束しておくのが良いでしょう。
職人が家にいた場合、不審者だと分かったり、職人が帰った後に何かがなくなった場合に嫌な思いをしたりすることがなくなります。
3つ目は、挨拶をすることです。
実は、挨拶の防犯効果は非常に強力です。
外壁塗装中に職人と挨拶することによって顔見知りになり、見慣れない不審者に気づきやすくなります。
また、挨拶をしている場所は空き巣が入りにくい傾向があるのです。
不審者は顔を覚えられることを恐れるため、挨拶を日ごろからしておくことをおすすめします。
□外壁塗装工事中に起こる4つの犯罪
では、外壁塗装の工事中に起きやすい犯罪はどのようなものがあるのでしょうか。
1つ目は、盗難です。
外壁塗装中は、家の庭や玄関扉付近に置かれている物が盗まれやすいです。
その理由としては、工事中は普段と違い、多くの職人が工事のために出入りするからです。
そのため、家の中に知らない人がいても気にしなくなってしまうのです。
2つ目は、盗撮です。
外壁塗装では、工事を進めるために、足場を設置しなければいけません。
この足場が侵入者によって勝手に使われ、窓から室内を盗撮されたり、窓や玄関に気づかれないように盗撮用のカメラを設置されたりすることがあります。
3つ目は、物の破壊です。
外壁塗装中は多くの職人が家を出入りするため、付近の物が壊されやすい状況が生じます。
そのため、職人のふりをした侵入者が家の中にある物を破壊するのは困難ではなく、場合によっては窓や壁が壊されていることもあるかもしれません。
外壁塗装を行っている最中は、いつもよりも家の物が壊されていないかどうか確認しましょう。
4つ目は、住居への侵入です。
外壁塗装では、足場を設置する必要があるため、それを使って室内に侵入されることもあり得ます。
特に、夜は誰かが足場にのぼったとしても分かりにくいため、簡単に侵入できてしまうのです。
□外壁塗装中を狙う3つの理由
外壁塗装中は家が狙われやすいです。
その理由は、主に3つあります。
1つ目は、足場があるからです。
前述したように、外壁塗装は工事を進めるために足場の設置を行わなければいけません。
足場は設置されたら基本、最初から最後まで設置されています。
そのため、この足場を使って普段侵入できない2階や3階へ侵入しようと考える不審者が現れるのです。
2つ目は、養生シートがあるためです。
養生シートとは、足場を設置した後、家全体を覆うシートのことです。
主な役割は塗料の飛び散りを防止するためですが、物や人の落下防止、騒音軽減といった役割もあります。
養生シートも足場と同様、設置されたら最初から最後まであるため、不審者が足場を使って侵入したとしても、養生シートがあるため気づきにくいのです。
3つ目は、人の出入りが多いためです。
先ほどお話ししたように、外壁塗装の工事中は職人の出入りが多いです。
塗装をする職人は誰なのかをきちんと把握しておかないと、簡単に不審者が職人に溶け込んでしまいます。
どこの誰が施工するのかできるだけ確認しておきましょう。
□外壁塗装中に行う4つの防犯対策
外壁塗装中にした方が良い防犯対策は、主に4つあります。
1つ目は、カーテンを閉めることです。
カーテンが開いているままの住宅は、室内が見えやすいため泥棒に狙われる危険が高いです。
たとえ泥棒に狙われなかったとしても、塗装中の職人と意図せず目が合ってしまう場合があります。
そのため、自分のプライベートな空間を守るためにも、できるだけ外壁塗装中はカーテンを閉めておきましょう。
2つ目は、窓を閉めることです。
前述したように、足場を設置すると2階や3階にも侵入できてしまいます。
不審者が住宅の2階や3階に侵入する際に使う部分は、窓です。
そのため、特に窓は必ず鍵をかけておきましょう。
なお、窓に鍵をかけておくだけでは不安な方もいらっしゃると思います。
そういった方は「ウィンドウロック」も使ってみましょう。
ウィンドウロックとは、窓が開かないように固定する器具のことです。
3つ目は、足場の出入りをできないようにすることです。
外壁塗装中は足場を使った犯罪が起こる可能性が高いです。
そのため、足場を部外者に使わせないようにするだけでも強力な防犯対策ができます。
例えば、足場の入り口に扉を設置し、鍵を取り付けることです。
また、足場の入り口以外の箇所はシートで覆われているため、侵入するのは難しいです。
しかし、注意しておいてほしいのは、扉を設置したり、鍵を取り付けたりするには塗装会社との相談が必要であることです。
さらに、費用もかかります。
自分の予算を考慮しながら、防犯対策をしましょう。
4つ目は、防犯機器を設置することです。
自分の家の扉に防犯カメラやセンサーを取り付けておけば、泥棒は侵入しようと考えなくなる場合もあります。
侵入したとしても。防犯カメラを確認すれば犯人を突き止められるため、外壁塗装中だけでなく日ごろの防犯対策にも良いかもしれません。
最近はWIFIでスマホでの確認出来るカメラもお安く販売されていますので、
業者を頼らずご自身で設置をするのが良いでしょう。
カメラが用意出来ないようならソーラー式の人感センサー照明でも大丈夫です。
足場の階段部分に人がきた時に点灯されるよう設置しておけばかなり効果を発揮します。
□外壁塗装は防犯対策になる
外壁塗装中は、不審者や泥棒に自分の家が狙われる確率が高いです。
そのため、外壁塗装をしない方が良いではないかと考える方もいらっしゃるでしょう。
しかし、外壁がきちんとしていない住宅は、防犯対策も十分にしていないと判断される場合があります。
そのため、外壁塗装をしない方が泥棒に狙われる危険が高まります。
こういった点から、防犯対策をしつつ外壁塗装を行うのが一番良い方法です。
一方で、外壁塗装の際に足場を使わない場合は、費用が2倍以上かかり、工事の品質も保証できません。
そのため、足場を使った防犯対策を考えることをおすすめします。
□まとめ
防犯対策の一番の決め手は防犯意識です。
気をつけていれば全く問題はありませんが、
防犯意識やお客様への気遣いが出来る専門家へ相談しましょう。