外壁塗装のムラの原因と保証

外壁塗装後にムラが出来る原因と保証内容について
今回はお伝えします。
業者側にとっては本来、お客様側に知ってもらいたくない真実の内容となりますので
ぜひブックマークしておいて外壁塗装時に見直してくださいね。

□外壁塗装のムラとは?

外壁塗装のムラとは大きく分けて3つです。
・色のが透けている
・ツヤ感が違う
・塗装の質感が違う

この3つのどれかに問題があるときにムラがあると呼んでいます。

このムラは素人が見ても分かるものがありますし、
プロでなければ気がつかないものもあります。

素人が見ても分かるムラは美観だけの問題ではなく
塗装機能が十分に機能していない場合があります。

だからこそムラがあればり早い塗り直しをする必要があります。

□塗装ムラ、5つの原因

ムラができる原因は、主に5つあります。

1つ目は、下塗りによるムラです。
素材の痛みにより下塗りの浸透率が変わるため、同じ面でも良く吸い込む場所、
あまり吸い込まない場所が出来、
それが原因で仕上がったときにムラに見えてしまうことがあります。
これについては下塗り施工時に吸込が激しい場所は2回3回と塗装するのが一般的で
ムラをなるべく出ないように塗装します。

2つ目は、職人の技術不足によるムラです。
具体的には色の透け、ツヤの違い、仕上がり感の違いがあります。
各作業時にしっかりと確認しながら進めていればこの様なことは起きません。
が、特に塗装職人は工事をいかに早く終わらせるかを考える人が多いため
仕事が粗相であったり、多少の問題はお客様は気がつかないだろうとの思いで
終わらせていってしまいます。
透けやツヤの違いは素人でも分かりやすいので工事完成時に確認して
必ず直させましょう。

3つ目は、塗料の乾燥不足によるムラです。
塗装が乾燥していないときに次の工程を進めると、適正な塗装厚にならないため透けてしまったり、塗料を引っ張ってしまうので仕上がりがネチャついた感じになっている事があります。
見た目だけでなく塗装の性能を落とす行為にもなりますので、
各工程後適正な間隔を空けているか知っておきましょう。
普通は工程後8時間程度空けて次の工程へ移ります。

4つ目は、塗り方によるムラです。
これは2つ目とも重なる部分がありますが、下手な職人が塗装をすると
塗膜の厚い所、薄い所が出てしまいます。
それが塗装ムラとなって現れます。
あと完成時には分からなくても
塗装後数年してからローラーを動かした跡が分かる外壁を見たことはないでしょうか。
これが下手な職人ほど早く出てくるため技術力が大事なのです。

特にムラが出やすいのは上下間の足場つなぎ部分です。
上下の重なり部分が横一列で濃く見えてきます。
上手な職人は同じ場所で重ねずに上下であっても位置を移動したり
塗料を均一になる様にのばして仕上げます。

5つ目は、下地によるムラです。
特にリシン吹付やモルタル仕上げで多いですが、新築時の仕上げムラが塗装し直すことで
目立ってしまうことがあるのです。
今回の塗装が原因ではないため専門家に責任を取ってもらう事は難しいケースとなりますが、
専門家側が見積段階からお客様への説明をしておく必要はあります。
ただし、案外見逃しがちな部分でもあります。

□ムラの手直しは依頼出来る

ムラの手直しがあった場合、直すように依頼出来るのは
上記の1~4の場合です。
このムラはすべて塗装職人側の問題であり、お客様側に責任があるものではありません。

ただ、
ムラに気がつくのは足場をばらして完成してからがほとんど。
お客様としては頼みにくく、
頼んでも業者側は『これは下地の問題だ』とはねのける、
もしくは直しますと話しても料金をもらったら直しに来ないでしょう。

塗装工事は案外とクレームの多いリフォーム工事です。
なおかつお客様がクレーマーだからではなく、業者側の施工が悪いためのクレームです。
だからこそ、
しっかり工事をしてもらえて安心して施工後もお任せ出来る保証の確かな専門家に依頼しましょう。

ABOUT US
漆﨑 隆一
昭和47年生まれ。社南小・至民中・科学技術高等学校卒業。塗装歴30年。大工歴25年。携わった工事は7000件以上。一級建築士。全日本ベスト塗装店賞・最高金賞2回・金賞6回受賞。日本建築塗装職人の会会長とも親交が深く、塗装業界からも頼りにされている存在。趣味は仕事。好きな食べ物は奥様の手料理とヨーロッパ軒のソースかつ丼。仕事に厳しく、自分に厳しい福井市が生んだ塗装・リフォームのカリスマ親方。
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