こんにちは、代表親方の漆崎です。
今回はセラミック塗料について説明します。
塗料のことを調べていくとよく出てくるセラミック塗装。
なので聞いたことはあるけど何のことかよく分からない、
そんなあなたのために簡単にお伝えしましょう。
こちらのページをブックマークしておいて外壁塗装の塗料を選ぶ前に
読み直しておくと塗料選びの参考になりますよ。
□セラミック塗料の特徴について
セラミック塗料とはシリコン塗料やウレタン塗料などにセラミックが入った塗料です。
簡単にいうと陶磁器やセメント、ガラスの細かな物。耐久性が非常に高い素材。
セラミック塗料は特徴により種類があります。
①微量のセラミック粒子が塗料の中に混ざったもの
塗料が乾燥するときにセラミック粒子が塗膜の表面に浮くため、雨水で汚れが落とされます。
汚れづらいというメリットがありますが、
断熱性には優れていないため断熱塗料を使用したいときは適していません。
②極小セラミックビーズが塗料の中に混ざったもの
①と同様、汚れづらいという特徴があります。
ただし、
セラミックビーズが熱や音を遮断するため、断熱効果や防音効果も期待出来ます。
③カラーミックスを配合したもの
様々な色を持つセラミック粉末を配合し、仕上がりが石材のようになります。
デコボコができますが、これにより高い意匠性、耐久性が出ます。。
□セラミック塗料のメリット、デメリット
メリット①汚れがつきにくいこと
塗料表面にセラミックが広がることで、親水性が向上します。
親水性が高いと塗膜と汚れの間に水が入り込みやすくなります。
雨によって汚れが落ちるため、汚れがついても心配ありません。
メリット②熱が伝わりにくいこと
塗料中のセラミックの粒子が空洞を作り、空洞が熱せられることで真空が生じます。
真空は熱を通さないため、遮熱性と断熱性が向上します。
デメリット①塗りづらいこと
塗装前にセラミックを均一にするために数分間の撹拌をします。
塗料が伸びづらいため、水を混ぜる際も適切に行う必要があります。
通常の塗料とは塗り方も注意点も異なるため、セラミック塗料に慣れている業者を選びましょう。
デメリット②塗膜が硬く、ひび割れしやすいこと
塗膜が非常に固いため、動きに追従出来ずひび割れが発生しやすくなるので注意が必要です。
ただし近年は樹脂の性能が上がり追従出来るものも出ています。
デメリット③色が淡くなること
セラミック塗料の主成分はセラミックなので、
セラミックの結晶が白色であることの影響を大いに受けます。
白色の影響で淡くなるため、濃い色が出せません。
ただしセラミック配合率で色の濃さを変更出来ますので
濃い色がある場合はセラミックの性能が高くないと判断出来ます。。
□セラミック塗料の種類や性能
セラミックの特徴により大きく3種類の塗料に分かれるのはご理解頂けたことでしょう。
ここではその特徴を生かした代表的な塗料をご紹介致します。
*ガイナ(日新産業)
セラミックビーズを配合することにより高い断熱性と防音性能を実現した次世代塗料です。
ガイナは日本のロケット技術を司るJAXAのH2ロケットに採用された断熱塗装の一般家庭用塗料。
そしてもっとすごいのはガイナの性能を認めたJAXAが日新産業へ依頼して
H2ロケット用塗料を開発したと言うことです。
通常はロケット技術を多方面へ提供するのが普通なので、
それだけ断熱性能が高い塗料である事が分かると思います。
*無機ハイブリッドコートJY(アステックペイント)
セラミックの特徴である汚れの定着しにくさ(低汚染性)を生かした塗料です。
汚れを雨で洗い流してくれる(親水性)性能も高く、
セラミックの性能を生かした高耐久性をも実現しているのでとても長い間、
キレイで塗り替えいらずの外壁を作ってくれる塗料です。
アステックペイントはシリコン樹脂、フッ素樹脂がメインの塗料メーカーですが
無機塗料でも他塗料での実績や性能を生かしながら
弱点である固さを克服した柔軟性も兼ね備えた塗料として作り上げています。
*セラスキン(山本窯業)
石材調仕上では一番有名な塗料のひとつです。
建築事務所など設計段階からの採用実績も高い塗料でもあります。
一番の特徴は意匠性、磁器の骨材の色鮮やかさとテクスチャーが確実に高級感を演出してくれます。現在では色々な外壁材があり高級感を演出出来ますが、昔から高級感を出す塗料として選ばれ、
現在でも山本窯業では仕上方法で様々なセラミック塗料を販売しています。
□まとめ
今回は外壁塗装で使われるセラミック塗料について説明しました。
セラミック塗料の良さを生かしていただいてご自宅の外壁塗装の参考になさって下さい。
外壁塗装をお考えの時期でしたら、
セラミック塗装についてもよく理解して提案出来る信頼のおける専門家へご相談下さい。
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