難しい問題に立ち向かう時こそ、段取り力が生きます。

8月23日

こんにちは。
福井市、鯖江市で「いつものくらし。いつものしあわせ。」を届ける暮らしのまもりびと、
リフォームパンセの代表親方の漆﨑です。
今日は日曜日。
日建学院で二級建築士製図試験対策の講師の日でした。

今日の授業は新しい課題に取り組み、
プランニングから一式図の完成までを通して行う内容です。

本試験と同じように
限られた時間の中で「考える」「決める」「描く」を自分で組み立てながら進めていきます。

ところが今回の課題は生徒さんたちにとってなかなか手強かったようです。
いつもよりプランニングに時間がかかり
そこから作図へ入っても完成が時間ぎりぎりになった方が多くいました。

確かに今回は作図量も多めでした。
だからこそ私が見ていたのは図面が完成したかどうかだけではありません。

プランニングに何分使ったのか。
どの図面も理解して作図できたか。
途中で予定より時間がかかっていることに気付いてペースを変えることができたのか。
そんな一人ひとりの進め方を見ていました。

本試験では、毎回自分の得意な課題が出てくるわけではありません。
「思っていたより難しいな」
「作図量が多いな」
そんな瞬間もきっと出てきます。
そこで焦ってしまうと普段ならできることまで出来なくなってしまいます。

反対に今どこまで出来ていて、
あと何をしなければならないのかが分かっていれば少し難しい課題でも落ち着いて次の一手を考えられます。

私はこの力は建築の仕事でも同じだと思っています。
リフォームの現場も最初に決めた通りにすべてが進むとは限りません。
壁を開けて初めて分かることもあれば、
予定していた納まりを現場で少し変えた方が良いこともあります。

そんな時に大切なのは慌てて目の前のことだけを処理するのではなく、
工事全体を見ながら「今、何を優先するか」を考えることです。

図面を時間内に完成させるためのペース配分と
住まいの工事をきちんと完成へ導く段取り。
まったく違うように見えて根っこには同じものがあるように感じます。

今日、時間ぎりぎりまで図面に向かっていた生徒さんたちも
今回の難しさを経験したからこそ次はもう少し早く気付けるはずです。

簡単な課題をうまく描けた時より、
思うように進まなかった日の方が自分の課題はよく見えます。

家づくりも、人を育てることも、一度で完成するものではありません。
一つずつ経験を積みながらいざという時にも慌てず
自分の仕事をきちんとやり切れるようになる。

私が生徒さんたちに身につけてほしいのは、
図面の描き方だけではなく、そんな力なのかもしれません。

そして私自身も現場では何かあった時ほど全体を見て
住んでいる方がこれまでと変わらず安心して暮らせるところまで仕事をつないでいきたいと思っています。
それも私たちが考える「暮らしのまもりびと」の仕事です。

ABOUT US
漆﨑 隆一
昭和47年生まれ。社南小・至民中・科学技術高等学校卒業。塗装歴30年。大工歴25年。携わった工事は7000件以上。一級建築士。全日本ベスト塗装店賞・最高金賞2回・金賞6回受賞。日本建築塗装職人の会会長とも親交が深く、塗装業界からも頼りにされている存在。趣味は仕事。好きな食べ物は奥様の手料理とヨーロッパ軒のソースかつ丼。仕事に厳しく、自分に厳しい福井市が生んだ塗装・リフォームのカリスマ親方。
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