8月27日
こんにちは。
福井市、鯖江市で「いつものくらし。いつものしあわせ。」を届ける暮らしのまもりびと、
リフォームパンセの代表親方の漆﨑です。
今日は永平寺町けやき台のS様のお宅へ伺いました。
今回のご相談はキッチンの吊り戸棚を取ってほしいというものです。
キッチンとその向こうのお部屋との間に吊り戸棚があり
S様は「ここを取って、もっとスッキリさせたい」とお考えでした。

そこで「どうして取ろうと思われたんですか」と
もう少しお話を伺ってみました。
するとこちらのお住まいは中古住宅として購入されたお宅とのこと。
暮らしていく中で以前住んでいた方にとって使いやすかった形と
今のS様ご家族が心地よいと感じる形には、少しずつ違いが見えてきたそうです。
それなら今回の吊り戸棚の撤去も単にキッチンを広く見せたいというだけではありません。
この家をこれから少しずつ、自分たちの暮らしに合う住まいへ変えていきたい。
そんなリフォームの始まりなのだと思いました。
吊り戸棚がなくなればキッチンから向こう側への視線も抜けます。
今までより開放感が出てS様が思い描かれている「スッキリした空間」に一歩近づきそうです。
そしてお話をしていると
廊下やホールまわりのクロスも張り替えたいとのことでした。

玄関ホールは高さがあり、照明も高い位置に付いています。
こうした場所のクロスを張り替える時には職人が安全に作業するための足場を組みます。
それならばその足場がある時に照明の交換も一緒に考えておくと良さそうです。
照明だけを後から交換しようとするともう一度高い場所で作業するための準備が必要になります。
せっかくクロス工事をするのであればその時に一緒に済ませておけば
工事もまとまり、S様にとっても先々が楽になります。
リフォームは一度に家中を新しくすることだけではありません。
「ここはこうしたいな」と感じたところから少しずつ手を入れ
そのご家族らしい住まいへ育てていく方法もあります。
今回S様のお話を伺っていて中古住宅だからこそ
そんな楽しみ方があるのだと改めて感じました。
今あるものを活かしながら自分たちに合わないところだけを整えていく。
そして工事をする時にはその場所だけを見るのではなく
「この先ここも直すなら、今一緒にしておいた方が暮らしやすいな」という少し先まで考えておく。
そうやって住まいが少しずつ自分たちらしくなっていくと
毎日家に帰ってきた時の感じ方も変わってくるのではないでしょうか。
誰かが住んでいた家が、少しずつS様ご家族の家になっていく。
今回の吊り戸棚撤去は小さな工事ですが、
そこから始まるのはこれからのS様ご家族の「いつものくらし」をつくっていくリフォームなのだと思います。






