出来なかった、でも確実に前進している。まだ時間はあります。

8月16日

こんにちは。
福井市、鯖江市で「いつものくらし。いつものしあわせ。」を届ける暮らしのまもりびと、
リフォームパンセの代表親方の漆﨑です。
今日は日曜日。
日建学院で二級建築士製図試験対策の講師の日でした。

そして今日は模擬試験です。
本試験と同じ5時間の中で課題を読み取り、プランニングをして最後の作図までを休憩なしで仕上げていきます。
これまでは授業の途中で私たち講師が声を掛けたり、分からないところを一緒に確認したりしてきました。
でも模擬試験ではそれができません。
自分で考え、自分で判断し、自分の力で最後まで進めなければなりません。

教室に入ってきた生徒さんたちの顔を見ているとお盆休みの間もしっかり勉強してきたのでしょう。
以前よりも少し自信がついたような頼もしい顔つきに見えました。

今回の模擬問題は少し難しい内容です。
試験が始まると教室は一気に静かになり、聞こえるのは鉛筆を動かす音くらい。
みんな必死です。
私たち講師も途中で手を出すことはできませんので
一人ひとりがどこまで進められているのかを見ながら心の中で「頑張れ」と思っていました。

結果は初年度の生徒さんたちは時間内にすべてを完成させるところまでは届きませんでした。
でも私はそれだけで今回の結果を見てはいません。
前回よりプランニングが速くなった。
作図の手順で迷う時間が減った。
描けるところが確実に増えた。
一人ひとりを見ていると少し前とは明らかに違います。
多年度の生徒さんたちもこれまで積み重ねてきた力をしっかり発揮していました。

私は講師をしていて「出来たか、出来なかったか」だけを見るのではなく
その人が昨日よりどこまで前へ進めたのかを見ることが大切だと思っています。
これはパンセで職人を育てる時にも同じです。

最初から何でも出来る人はいません。
教えて、やってみてもらって、失敗したところを一緒に確認して、また挑戦する。
その積み重ねが一人で仕事を任せられる力になっていきます。
そしてその先にはその人の技術を頼りにしてくださるお客様がいます。

家を直す技術も人を育てることも一日で出来上がるものではありません。
今日の生徒さんたちを見ながら改めてそう感じました。

本試験まではまだ時間があります。
今日完成できなかったところも一つずつ出来るようになればいい。
最後には全員が自分の力で5時間を戦い抜けるように。

私も講師として最後まで一緒に走っていきたいと思います。
そしてパンセでも技術を次の世代へきちんと渡していくこと。
それが、
お客様の「いつものくらし」をこれから先も守り続けることにつながるのだと思っています。

ABOUT US
漆﨑 隆一
昭和47年生まれ。社南小・至民中・科学技術高等学校卒業。塗装歴30年。大工歴25年。携わった工事は7000件以上。一級建築士。全日本ベスト塗装店賞・最高金賞2回・金賞6回受賞。日本建築塗装職人の会会長とも親交が深く、塗装業界からも頼りにされている存在。趣味は仕事。好きな食べ物は奥様の手料理とヨーロッパ軒のソースかつ丼。仕事に厳しく、自分に厳しい福井市が生んだ塗装・リフォームのカリスマ親方。
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