5月27日
こんにちは。
リフォームパンセ代表親方の漆﨑です。
今日は日建学院にて、二級建築士製図の講師の日でした。
今回はまた新たな課題でのプランニング授業です。
まずは課題文の読み込みのポイントと、プランニングの考え方の大枠をお伝えしてから、
実際に生徒さんたちに実習へ取りかかって頂きました。

実は今回の課題、過去の本試験問題なんです。
復習をよく頑張っておられる方は比較的スムーズにプランニングへ入れていました。
反対に、まだ整理が十分でない方にとっては、少し難しかったように感じます。
今回の課題は南側に配置すべき部屋が3つあり、さらに駐車場も2台分必要。
スロープも作らなければいけませんし、
将来の仕様変更にも対応できるように考える必要があります。
こうなってくると、頭の中にいろいろな考えが浮かんできます。
「この部屋を南に持っていくと、こっちが入らない」
「駐車場を優先すると、スロープが取りにくい」
「将来のことまで考えると、今の間取りだけでは決められない」
そんなふうに、考えれば考えるほどまとまらなくなることがあります。
でも、
こういう時ほど大事なのは、まず課題文に戻ることです。
何を一番大事にしなければいけないのか。
どの条件を必ず守るべきなのか。
そして、その中でどうすれば無理のないプランになるのか。
これは二級建築士製図の試験だけの話ではなく、
私たちが普段行っている住宅リフォームの仕事にも、とてもよく似ています。
お客様からリフォームのご相談を頂く時も、
最初から答えが決まっていることばかりではありません。
寒さを何とかしたい。
使いにくいところを直したい。
費用はできるだけ抑えたい。
将来のことも考えておきたい。
家族みんなが納得できる形にしたい。
いろいろなご要望がある中で、何を一番大事にするのかを一緒に整理していくこと。
そして、
そのご家庭にとって無理のない形にまとめていくこと。
これがリフォームのプランニングでも大切なことだと思います。
製図の授業をしていると建築とはただ図面を描くことではないな、と改めて感じます。
そこに住む人、使う人の暮らしを考え、条件を整理し、形にしていく仕事なんですね。
だからこそ生徒さんたちにも、ただ試験に合格するためのテクニックだけではなく、
「なぜこの部屋をここに置くのか」「なぜこの動線にするのか」
という考え方を大切にしてほしいと思っています。
私たちリフォームパンセが大切にしている
「いつものくらし。いつものしあわせ。」
も、そこにつながっています。
家は特別な日だけのものではありません。
毎日使い、毎日過ごし、毎日家族が暮らす場所です。
だからこそ、
リフォームも製図も見た目だけではなく、そこで暮らす人が安心して使えるか、
無理なく過ごせるかを考えることが大事なのだと思います。
今日の授業でも生徒さんたちが一生懸命に図面へ向き合っている姿を見て、
私自身も良い刺激を頂きました。
二級建築士製図の講師としても、リフォームパンセの代表としても、
建築の仕事を通じて人の暮らしを支えられるよう、
これからも学び続け、伝え続けていきたいと思います。






