日本の住宅トップメーカーのひとつであるセキスイハイム。
福井でも本当に多くのお宅が建てられており、信頼性の高さが伺えます。
今回は、
多くの皆様から信頼を得ているセキスイハイムの住宅の外壁の特徴と、
福井の専門店が行う外壁塗装施工における5つのポイントをお伝え致します。
□セキスイハイムの外壁は長期間安心出来る住宅
セキスイハイムの外壁材は、
一般の住宅と言うよりRC造の公共施設などに多いスタッコ調仕上げサイディング、
もしくはタイル調にデザインされたサイディング材が非常に多いのが特徴です。
この外壁材は私が言うのも何ですが非常に優秀で、
チョーキングがほぼ発生せず、
長期にわたって表面の劣化が現れない耐久性の高い素材です。
他にも
外壁材同士を繋げる部材は一般的なサイディングにおけるコーキングを使用せず
専用の目地材(ガスケット)を使用しています。
この目地材(ガスケット)がコーキングより非常に高い耐久性があるようで
外壁塗装時に目地部分の処理を触らなくても良いお宅もあります。
この様に
セキスイハイムの住宅は非常に高耐久な建物ですが
塗り替えサイクルが近づきましたらまずは、メーカー様(セキスイハイム様)にお尋ねください。
その上で、どうしてもご不安が解消されないということであれば、信頼のおける福井の専門家へもご相談下さい。
□福井の専門店が外壁塗装で気をつけているポイント
ではここからは私たち福井の外壁塗装専門店が住宅外壁を塗り替えさせて頂くにあたり
気をつけているポイントを5つに絞ってお話しいたします。
①外壁の洗浄は上下左右で行う
洗い方は正面からだけでなく上下左右に少し角度を付けて洗浄する事で
汚れを残さずに洗浄を行っていきます。
特に気をつけているのは外壁の凹凸が大きい場合。
高級な外壁材ほど陰影を出るので凹凸が大きく傾向があるようです。
この様な外壁材は築年数が経過したり、方角によっては汚れや藻が付いてしまいます。
ご自宅の外壁に万が一、汚れが付着していても
洗浄しながら汚れが取れているか途中で洗浄を止め、
確認していきながら汚れや藻をしっかりと洗い流します。
あと、通常の外壁サイディングの住宅ですと2~3時間で作業が完了しますが、
凹凸が大きい場合は洗浄のお時間を半日以上頂く事になります。
②目地コーキングは超高耐久コーキングで打替え
コーキングの状態は家によって様々。さらに外壁の向きでも状態が違っています。
コーキングの劣化の進行は次のように進んでいきます。
表面が固くなる
↓
表面に細かなヒビが入ってくる
↓
サイディングから剥がれ片側に隙間があく
↓
さらに縮むことで隙間が大きくなる、両側に隙間があく
↓
コーキングの下にあるバックアップ材(ボンドブレーカー)が見えてしまう
塗替時コーキングの修繕を必要とするのはどこからだと思いますか?
じつは上記の項目すべてにおいてコーキングの修繕は必要です。
表面が固くなった時点で劣化しているので
塗装だけ行ってしまうと先にコーキングが痛んでしまい
塗り替え時期の前にコーキング打替をせざるを得なくなります。
あと、
コーキングを打ち替える際、気をつけるのはコーキングの深さです。
コーキングを打つ時の深さは10mm程度が基本となり、
深すぎると追従性が落ちるのでバックアップ材で調整を行って適正な深さになる様にします。
奥までの深さがある場合には、
コーキングを行う前にバックアップ材と言われる発泡系の材料で、
コーキングが接着しにくい素材で出来ています。
理由は、3面接着を防止するためであり、
3面接着を行うとコーキング材が切れやすくなるため
外壁の場合は動きに追従できる様に2面接着で施工を行います。
そして、
コーキングを打つ際に目地両面にマスキングテープを貼りますが、
凹凸が大きいので段差に追従してテープを貼るのは困難です。
この様な場合は、凹凸に関係なくテープを貼り、
コーキング施工時の盛り方を調整して打ち、
軽くヘラ押さえを行う事で見栄え良く、横にはみ出さずに施工が出来ます。
最後に使用するコーキング材についてです。
外壁塗装と同様にコーキング材にも多くの種類が存在します。
それをざっくりと分類しますと、
一般的なコーキング材(耐久年数10年程度)
高耐久コーキング材(耐久年数15年程度)
超高耐久コーキング材(耐久年数30年程度)
があり、
外壁塗装時に使用するコーキング材は超高耐久コーキング材一択です。
(すべての業者様がそうだとは言い切ることは出来ませんが…)
理由はひとつ。
コーキングが先に痛んでしまうと内部浸水により外壁塗装の劣化が早まるからです。
そのため外壁塗装専門店では超高耐久コーキング材を使用しての打替をご提案しているから
外壁塗装が長持ちするのです。
③外壁補修は痛みで補修方法を選定
よく外壁で痛む場所のひとつに
サイディング出隅の角の割れやサイディング実部分あたりから表面が捲れる事があります。
塗装する事で埋まってしまう程度の痛みはそのまま塗装を行いますが
ある程度大きなヒビ割れや捲れの場合はコーキング補修を行ったりパテ処理をします。
補修での修繕では止水や劣化の進行を止めることが難しいと判断した場合、
サイディング張替や板金による補修、
金属サイディングによる上張りをご提案していくこととなります。
④塗装はローラーを使い分ける
外壁塗装を行うための道具にローラーがあります。
このローラーは普段は短毛(4mm~)を使用して塗装します。
理由は塗料をあまり含まないので重くなく、取り回しも良いので作業性が高いからです。
外壁には多くの種類がありますので外壁の凹凸が大きい場合は
中長毛(18mm~)もしくは長毛(25mm~)を使用して塗装していきます。
理由は短毛では奥まで届かない場合もあったり、
凹部分と凸部分での塗膜の厚みにムラが出てしまうからです。
ただし長毛のローラーの場合、
塗料がローラーの毛に多く含まれるので塗装時には垂れやすく
凹凸部分に溜まってしまう事があるのでローラーの力加減を調整しながら
各工程毎に上下、左右に塗り重ねて均等な塗膜となる様に塗装を行います。
⑤塩ビ鋼板の帯、破風、鼻隠しは専用下塗りを使う
帯、破風、鼻隠しは木、窯業系、金属など家によって使われている素材は違います。
板金は耐久性が高いため多く採用されていますが、
塩ビ鋼板という材料で作成されている事があります。
鋼板表面に塩ビが張ってある材料です。
この塩ビ鋼板の場合、下塗りは専用の下塗材を使用しなければなりません。
専用下塗りを使わずに塗装した場合、
塩ビがシワになり見栄えが悪くなったり、塗膜が乾かないと行った不具合が起きます。
プロは見ただけで塩ビ鋼板かどうかがすぐ分かりますが、
分からない場合は目立たない所で塗装を行いテストしてから施工を進めていくのです。
□その上で「外壁塗装専門店」で工事を行う理由
今回はセキスイハイムのお宅の特徴と、
住宅塗装における専門店の施工ポイントをお伝え致しました。
外壁はどれも同じではありません。
ハウスメーカー、施工されている外壁材、建っている場所などで
塗装方法や使う塗料も変わりますので、ぜひ信頼のおける専門家に一度ご相談下さい