外壁塗装をする理由は様々ですが、
理由のひとつに災害で破損したためというのも一定数あります。
特に福井のような雪の多い地域では破損が起きやすいので、
保険を使って直す方法を知っておくと年間10万円はお得になるはず。
そこで今回は火災保険を利用して外壁塗装を行う方法をお伝えします。
少しダークな内容かも知れませんので、こっそりと静かにご覧下さい。

実は火災保険の種類は6つ。
まず火災保険の種類を学びましょう。
ここでご紹介する住宅保険・住宅総合保険・オールリスクタイプ・特約火災保険の対応物件は住宅で、店舗総合保険・普通火災保険は店舗やオフィス、工場に対応しています。
住宅火災保険
1つ目は、住宅火災保険です。
内容としては火災保険という名前の保険ですが、火災による損傷以外にも、落雷・爆発・ひょう・雪による損害を補償してくれます。
このように、住宅火災保険は火災以外の損傷にも対応しています。
住宅総合保険

2つ目は、住宅総合保険です。
内容としては、住宅火災保険よりも手厚いと考えれば分かりやすいでしょう。
住宅総合保険は、先の住宅火災保険の保証内容以外の飛来物の落下・衝突・盗難・水濡れ・水災・騒じょうによって生じた損害も補償してくれます。
騒じょうとは、集団行動に伴う暴力行為です。
オールリスクタイプ
3つ目は、オールリスクタイプです。内容としては、住宅火災保険や住宅総合保険よりも手厚いと考えれば分かりやすいでしょう。
オールリスクタイプは、住宅総合保険の内容に加えて、カギの紛失や水回りトラブルへの対応も受け付けています。
特約火災保険
4つ目は、特約火災保険です。
特約火災保険は、今までの補償内容とは少し違います。
その内容は、ローンを組んで住宅を購入した場合のみ加入する火災保険です。
また、特約火災保険は平成28年4月以降の新規加入はできません。
その理由は、特約火災保険の補償内容は、先にご紹介した住宅総合保険と同等だからです。
そのため、特約火災保険に入っていなくても他の火災保険に加入していれば特に問題ありません。
店舗総合保険
5つ目は、店舗総合保険です。内容としては、店舗や事務所の損害に備えるための火災保険です。
店舗総合保険の補償対象は、建物・備品・家財・什器(じゅうき)です。
什器とは、店舗や事務所で使用する道具や備品のことを指します。
普通火災保険
6つ目は、普通火災保険です。
内容としては、事業用の建物や動産(どうさん)の補償が受けられます。
動産とは、土地やその建物以外のことです。
いかがですか、火災保険にも色々な種類があるのがおわかり頂けたことでしょう。
ご自宅の保険がどれなのか調べておくと良いかも知れませんね。
外壁塗装に火災保険を適用できる条件とは?
結論から言うと、自然災害によって外壁が破損した場合に火災保険を利用できます。
風災、雪害での被害が対象となり、凍害は対象となりません。

凍害とは雪などにより外壁が凍り、破損する症状のこと。
積雪で外壁表面が捲れたのは凍害になるので保険金は出ません。
風害や雪害での破損は自然災害が原因として外壁が破損し、現状復旧するために出る保険ですので外壁塗装自体や全面分は出ないと理解しておきましょう。
あくまで外壁修繕と共に塗装が含まれると言うことです。
火災保険を適用する場合のポイント

*申請書作成
火災保険を利用する場合は保険会社に申請書を依頼、記載しましょう。代理店がいる場合は代理店の方がしてくれることもあります。
事故の報告書は事故が発生した日時や原因、住所や家の見取り図と破損理由や場所の記入も行います。
*損害箇所の写真を撮影

破損場所の写真同封も求められるので破損場所を撮影します。
①全景、家全体の写真を撮ります。
②破損箇所全景、破損箇所が分かる壁一面が写る程度に撮影します。
③破損箇所アップ、傷んでいる状況がよく分かる様に撮影します。
写真は必ず痛んでいることが分かる様に、そして災害で破損したと感じられるように撮影しましょう。
そして写真の裏には破損に至った原因とその結果どう破損したのかを記載しておくと保険会社はより優位に判断してくれるようです。
*工事見積に関して
修繕見積は業者にお願いしましょう。
その時に保険を使用する事をお伝えして作成を依頼して下さい。
保険対応をよく行っている業者の場合、各項目も保険対象となる様なもので作成し、
お客様のご負担が少なくなるよう作成してくれるので、詳しい業者に必ず依頼して下さい。
*鑑定人対応

一定額を超えると保険会社から依頼された保険鑑定人がご自宅へ調査に来られます。
つまり、費用を削る方法を調査しに来るのです。
このため対応はお客様ではなく業者に同席してもらい、災害での破損であったことと費用が適正である事を説明してもらうのが間違いありません。
よって業者選びがやはり重要となりますね。
火災保険が適用できるか知りたいという方は
ご自宅の外壁塗装に火災保険が適用できるか知りたいという方も多いでしょう。
さまざまな資料をみても、実際に火災保険が適用されるのか分からない場合も多いのではないでしょうか。

そういった方は、外壁塗装に火災保険が適用できるのか、保険会社に相談してみましょう。
保険会社に相談することで、正確な情報をいただけますし、外壁塗装のプランを計画する際にも役立ちます。
後から火災保険が利用できなかったというトラブルを防ぐためにも、事前に専門家に相談することをおすすめします。
まとめ
今回は、外壁塗装と火災保険の関係についてご紹介しました。
外壁塗装と火災保険の関係は理解していただけましたか?
火災保険の適用については条件があるため、
見積作成など含め保険会社に丸投げはせず、
火災保険に詳しい専門家を見つけてご相談くださいね。