リフォーム工事をお願いした後、
次に気になるのは工事を行う時間ですね。
何時に来て何時に帰るのかは家にいる、いないに関わらず気になるもの。
では、
リフォーム工事における作業時間についてお教えしましょう。
これからリフォーム工事をお考えの方には読むべき内容となっていますので、
ぜひブックマークをして何度も読み直しておくことをお薦めします。
そして今からリフォーム業者を決める方にとっても、
業者選定の参考になりますよ。

リフォーム工事の開始、終了時間は?
リフォーム工事で職人達の作業時間は、
朝は8時半頃から
夕方は5時頃まで
が一般的です。
この時間には理由があります。説明して参りましょう。

朝が8時半である理由
理由は大きく2つあります。
1.会社に出社、朝礼後に準備、お客様宅に到着すると8時半頃になる
ここからは少しの間、時系列で書いていきます。
AM7:30
職人が自社にいる会社の出社時間は7時30分が普通です。
出社後には朝礼を行います。あなた様の会社でも朝礼はあるかと思いますが、
朝礼を行う事で安全への心構えと会社の理念の共有、
そして本日の作業内容や注意事項などの確認も行っています。
朝礼を行わない場合、
忘れ物や作業内容が分からないといった事がとても起こりやすく
お客様へご迷惑をおかけしてしまいます。
AM7:40
朝礼後に社内清掃を行い出発準備を行います。
社内清掃は会社内外をキレイにする意味もありますが、
清掃を通じて心を整えていくと言う考え方があります。
職人は気の荒い人が多いため清掃活動をしっかりと行っている会社の方が
人間性が磨かれていると考えて良いでしょう。
AM7:55
お客様宅へ会社から出発します。
出発後お客様宅へは平均で30分程度の移動です。
朝の出勤時間でもありますので急いで向かうのではなく
安全運転でお客様宅へ向かっています。
AM8:25
お客様宅へ到着。
ご迷惑にならない場所へ駐車をしてから作業の準備にかかります。
この時には道具などを下ろすのではなく
汚れる作業の場合は制服から作業服への着替えを行ったり
作業場所の準備を行っていきます。
AM8:30
お客様に朝のご挨拶を行います。
挨拶を笑顔で行って!(職人なので作り笑顔は苦手なのですが)
今日の作業内容のご説明とお客様にとっての注意事項があればお話ししておきます。
AM8:35
作業開始。
道具などの準備を行って作業を始めていきます。
この様に準備を行うと自ずと8時半頃になっていきます。
お客様宅が業者の会社から近いと早く到着する事もありますが、
8時より前に訪問することは基本的にはありません。
それには次の理由があるのです。
2.お客様が安心してお過ごし頂ける様に時間調整を行っている

お客様も生活をされておりますので
朝の一分一秒が大事です。
それとリフォーム工事を行っているからと言う理由で生活リズムを替えることは体だけでなく心の負担も大きくなってしまいます。
せっかくの楽しいリフォーム工事が業者への気遣いで疲れてしまうのでは元も子もありません。
なので、
リフォーム業者はお客様がお仕事の準備などで追われている時間帯を避けて
お客様宅へ訪問をさせて頂くのが普通なのです。
それとお客様がお仕事にお出かけになる前ですと
駐車スペースがないといった問題も発生、
家の前に横付けして駐車すると駐車場からでにくいだけでなく
道路がせまくなるためご近所の方の出勤にも営業が出てしまいます。
そのために8時半頃に到着する様にしています。
作業終了が5時頃までの理由
作業終了時間にも理由があります。
こちらも開始と同じく2つの理由があります。
1.会社の帰社時間に合わせると5時頃になる
職人がいる会社の場合、終業時間は5時半が一般的です。
理由は5時にお客様宅を出発して会社に帰社する時間を考えてです。
なので4時50分頃には片付けをし、
5時前にはお客様へ帰りのご挨拶と今日の作業報告、
明日の予定をお話しして帰る事となります。
どうしても本日中に工事を終わらせなければいけない場合、
いくらか遅くなることがあります。
その時には事前にお客様へどの程度時間がかかるかをお伝えして
了承を得て作業を進めます。
ただし、絶対に無理はしません。
なぜなら慌てて作業を行い、
品質を落とす結果となっては何の意味もないからです。
2.お客様が安心してお過ごし頂ける様に時間調整を行っている

5時を過ぎるとご家族が帰宅されてきます。
その時にまだ職人の車が駐車されていればお客様は駐車することが出来ず、
家の前に横付けで駐車する必要がありご近所迷惑にも繋がります。
それと夕食の準備や食事中に家の中で作業をされていると食事も美味しくありませんし、お客様が職人壁を使うこととなります。
(よく聞く話では少し遅くなるとパンや飲み物を出して下さる事があるようです)
これでは何のために作業をしているのか分からなくなってしまいます。
時間から見る、選ぶべき業者、選んではいけない業者
上記のように、
会社の就業時間とお客様へのご負担軽減から作業を行う時間は決めるべきです。
こちらを考えて工事手配をされている業者なら安心でしょう。
ではより具体的に安心出来る業者を時間という考え方から見ていきます。
安心出来る業者とは?

①工事工程表を出してくれる業者
工事工程表は工事を行うに当たり、どのような工程で作業を進めるか日程を表にしたもの。
こちらは各職人がどの日に段取りすればよいかを見るための物ですが、
お客様にとっては工事工程が分かる資料でもあります。
なので、
工事工程表を用意してくれる会社、
ほしいと話をするとすぐに準備してくれる会社は工事工程がしっかりしていますので安心でしょう。
②作業時間の報告が事前にある業者
何時から始めて何時に終わるのか、報告ある業者なら安心でしょう。
理由はお時間報告が出来ると言うことは
工事工程がしっかりと段取り出来ていると言うことだからです。
それと常識的範囲での時間で作業を行ってくれるのであれば
お客様へのご負担も少ないので安心です。
③休憩を取っている業者
休憩は少ない方が工事が進むからいいじゃないの、
とお客様の一方的な目線で見ると思われるかも知れません。
が、休憩をしっかり取っていると言うことは
つまり工事工程がしっかりしているから休憩を取れるともいえるのです。
それと違う職種の職人が同日に作業している場合、
ひとつの職種の職人が作業しているときに別の職種の職人が休憩をし
効率よく進めていることもあります。
不安な業者とは?

①工程が全く分からない業者
工事工程表を出してくれない、もしくは口でおおよそ説明だけする会社は不安です。
工事工程を組んでいない可能性が高く、
もしかすると別のメインの工事があり
お客様のお宅の工事はその工事の合間に進めるつもりでいるかもしれません。
そうなるといつ工事が終わるのかだけでなく、いつ工事に入って何時から何時まで作業をするのかは全く分からないことになります。
なので工程を聞いたときにしっかりと対応出来ない会社とのお付き合いはさけるべきでしょう。
②早朝に来る業者、遅くまで作業する業者
頼んでもいないのに朝7時には作業を始めている、なんて話を聞いたことがあります。
下請けに出している業者は特に下請けの作業時間管理はまずしていないため
この様な非常識的な時間から作業を始めてしまうことが起きます。
理由は下請けが発注金額で元を取るため、作業日数を減らすために起きています。
他にも18時、19時まで作業を行う業者も同じ様な理由が考えられます。
今日どうしてもここまで進めておくと明日以降の作業がより効率的になる、
そのための残業でお客様の了解を事前に得て進めている
イレギュラーな作業なら致し方ありませんが、
当たり前に遅くまで作業を平気でしている業者はさけるべきでしょう。
なお、
朝礼をしてからお客様宅へ向かうというのは、
お客様にご迷惑とならない時間になるよう
会社側が調整していると言うことでもあります。
③休憩を取らずに作業を行う業者
あなた様も仕事をされていて休憩なしで始業から終業まで業務を行う様、
会社に指示されて事はないはずです。
でも職人の正解ではあるのです。
これも上記同様、下請けが元を取るために休憩なしで作業を行う事が多いのです。
休憩しなければ集中力が落ち、品質が落ちてしまいます。
職人が社員としている業者であっても休憩をさせずに作業をさせたり、
自主的であっても休憩せず作業をする様であれば良い仕事を望む事は出来ません。
そのような業者は避けるべきでしょう。

日曜の作業はしてもらえるの?
自分が休みの日曜に仕事をして欲しい、
そのような要望も多くはありませんがあります。
そのような希望がある場合は見積の段階から話をしておきましょう。
理由としては、
社員の職人は通常、日曜や休日が普通のサラリーマン同様に休暇日となります。
なので日曜出勤を依頼するためには事前に社員の了承が必要となるからです。
あと日曜作業の場合は休日出勤の費用が発生するため、
通常価格よりは費用が上がることもありますので
業者選定後では価格での比較が出来ない事となります。
下請け業者が作業をしている場合は日曜でもしてもらえる可能性は高いです。
が、今までお伝えしたとおり信頼に値できる工事を行うかは分かりません。
このご時世ですので
基本的には日曜作業は出来ないと考えておく方が良いでしょう。
最後に
このコラムではリフォーム工事における作業時間のお話を致しました。
社会情勢を含みながらもお客様の幸せを考えた仕事時間を提供してくれる
業者は安心出来るはずです。
打合せの段階でよくお話しをしてあなたに合う業者を見つけて下さいね。