外壁塗装は塗料選びだけで決めないで。(失敗が減る3つの視点)


外壁塗装の塗料選びは「広告や営業マン」だけで決めてはいけません

こんにちは。リフォームパンセ代表親方の漆﨑です。
今日は、外壁塗装のご相談でよくある

「アステック、日本ペイント、関西ペイント、エスケー化研…結局どの塗料がいいんですか?」
という質問に、現場の立場から正直にお答えします。

結論から言うと、塗料のブランド名や性能の宣伝だけで決めるのは危険です。

高耐久・遮熱・低汚染…「良さそう」に見える塗料が増えています

最近は、魅力的に見える塗料が増えました。
高耐久、遮熱、低汚染など、性能説明を見ると「これが正解かも」と感じますよね。

ただ、外壁塗装で本当に大切なのは、
その塗料が「あなたの家の外壁」に合っているかどうかです。

外壁塗装は「家の条件」で最適解が変わります

外壁塗装は、同じ戸建てでも条件がまったく違います。

  • 外壁材の種類(サイディング/モルタルなど)
  • 築年数・過去の塗装歴
  • ひび割れの有無と程度
  • 下地の傷み具合(反り、浮き、欠損)
  • 湿気や日当たり(福井は特に影響が出やすい)
  • シーリング(コーキング)の劣化状態
  • 雨だれ・藻・カビの出方

こうした条件が変われば、
合う下塗り材も、上塗り材も、施工手順も変わります。

だから塗料選びで大切なのは、
「広告や営業マンの言葉」よりも、下地との相性なんです。

どれだけ高性能でも、下地と相性が悪いと性能は出ません

私たちは現場で、ときどきこういうケースを見ます。

  • 前回の塗装との相性が悪く、早い段階で剥がれている
  • 下地処理が不足していて、塗膜が持たない
  • ひび割れを“見た目だけ”塞いで、再発している
  • シーリングの劣化を放置して、雨が回ってしまっている

塗装は「上塗りが良ければOK」ではありません。
必要な補修をして、下地を整えて、合う塗料を選ぶ。
この順番が、塗装を長持ちさせる基本です。

施工する職人で結果が変わります

下地と塗料の相性が良くても、
職人が手を抜いたり、工程を守らなかったりすると、塗装は持ちません。

例えば…

  • 下塗りの選定ミス・塗布量不足
  • 乾燥時間を守らない
  • 3回塗りのはずが、実質2回になっている
  • 下地の傷みを見抜けていない

こういう積み重ねで「高い塗料なのに…」という結果になります。

だから外壁塗装は、
塗料の名前で選ぶのではなく、
下地を診断し、適切に施工できる職人・会社で選ぶ
これが失敗を減らす鉄板です。

実績のある塗料を使う店が多いのは、理由があります

仕事に定評がある塗装店ほど、
派手に見える新商品よりも、実績のある塗料を基本に据えていることが多いです。

  • 長い施工実績があり、特徴が分かっている
  • 下地との相性の判断がしやすい
  • 職人が扱い慣れていて、施工品質が安定する
  • 不具合が出たときの原因の切り分けができる

もちろん新しい塗料が悪いわけではありません。
ただ「新しい=最適」とは限りません。新商品が増える一方で、消えていった塗料もあるのが現実です。

FAQ(よくある質問)

Q1. 結局、塗料は「高いほど良い」んですか?

A. 一概にそうとは言えません。塗料の性能だけでなく、外壁材・過去の塗装・傷み具合・湿気や日当たりなどによって“合う塗料”が変わります。高性能でも相性が悪いと性能を活かしにくいことがあります。

Q2. 「おすすめ塗料」を営業マンに言われました。信じても大丈夫?

A. 参考にはなりますが、最終判断は「下地の診断」と「補修計画」「施工品質」まで含めて行うのがおすすめです。塗料名だけで決めると、後悔につながりやすいです。

Q3. 下地処理って、具体的に何をするんですか?

A. ひび割れ補修、浮きや欠損の補修、旧塗膜の状態調整、シーリングの打ち替え・増し打ちなどです。下地が整っているほど、塗装は長持ちしやすくなります。

Q4. 「3回塗り」なら安心ですか?

A. 回数だけでは判断できません。下塗り材の選定、塗布量、乾燥時間、下地補修の質が揃って初めて性能が出ます。重要なのは「正しい工程を守っているか」です。

Q5. 実績のある塗料を使う会社の方が安心ですか?

A. 傾向としては安心材料になりやすいです。実績が多い塗料は特徴が分かりやすく、職人が扱い慣れており、下地との相性判断もしやすいからです。ただし最終的には診断と施工品質が重要です。

まとめ:外壁塗装で後悔しないために見るべき3つのこと

外壁塗装の成功は、宣伝文句では決まりません。
大事なのは次の3つです。

  1. 下地の状態を正しく診断できること
  2. その家に合う塗料と下塗りを選べること(相性)
  3. 工程を守って施工できる職人・会社であること

失敗が許されない外壁塗装。
後悔しないためにも、焦らず、冷静に判断していきましょう。

リフォームパンセでは、職人直営の強みを活かし、
診断(原因の見極め)→補修→塗装設計→施工→検査まで一貫して行っています。
「うちはどんな塗料が合うの?」という段階でも大丈夫です。お気軽にご相談ください。

ABOUT US
漆﨑 隆一
昭和47年生まれ。社南小・至民中・科学技術高等学校卒業。塗装歴30年。大工歴25年。携わった工事は7000件以上。一級建築士。全日本ベスト塗装店賞・最高金賞2回・金賞6回受賞。日本建築塗装職人の会会長とも親交が深く、塗装業界からも頼りにされている存在。趣味は仕事。好きな食べ物は奥様の手料理とヨーロッパ軒のソースかつ丼。仕事に厳しく、自分に厳しい福井市が生んだ塗装・リフォームのカリスマ親方。
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