リフォームでの増改築とはどういう意味?解説します!

2023/07/13

こんにちは、ハイクオリティ・デザインリフォームパンセ
代表取締役、漆﨑隆一です。

「家を増改築したいものの、増改築がどこまでのリフォームを表すのかが分からない。」
「ライフスタイルに合わせるために、住居の増改築を検討している。」
リフォームを検討するときに目にする「増改築」とは、どこまでのリフォームを指すのでしょうか。
そこで、今回は増改築の意味とメリット・デメリットについて解説します。

□住宅の増改築とは何を意味する?

リノベーションを行う際に、増改築について正しい意味を知っておくことが重要です。

そもそも増改築とは、増築と改築をまとめた言葉です。
増改築について、増築と改築に分けて解説します。

まず、増築とは、既存の建物を活用して床面積を拡大することを指します。
逆に、床面積を縮小させることは減築と言います。
具体例として、別の住居の建築、キッチン、トイレ、浴室などの増築、バルコニーの設置等が挙げられます。

一方で、改築とは床面積はそのままで、建物自体の構造を全てあるいは一部分を作り直すことを指します。
既存の住居を取り壊し、間取りを変える場合もあります。
間取りを変えやすい住居は、梁と柱で建築されているものです。
一方で、鉄筋コンクリートの住居は動かせない壁が多いので、間取りを変更しにくい場合があります。

補足として、改築と似ている用語に改修がありますが、改修は経年劣化した建物を修理することを指します。

□増改築のメリット・デメリット

増改築は、生活スタイルに住居を適応させるための1つの手段です。
しかし、増改築をする意味を適切に把握しておく必要があります。
そこで、増改築のメリットとデメリットを建て替えと比較しながら解説します。

*増改築のメリット

1つ目は、住居に滞在しながら工事でさることです。
家の一部を増改築する場合には、住みながら工事を進められるので一定期間仮住まいで生活する必要はありません。

2つ目は、10平方メートル以内の増築は申請手続きが不要であることです。
家のリフォームは建築基準法に遵守して行う必要があり、近年は法律の改正により厳しくなっている部分もあります。
しかし、10平方メートル以内の範囲であれば確認申請が不要なため、簡単に増改築できます。

3つ目は、一般的に建て替えより費用を抑えられることです。
増改築は建て替えよりも廃棄物の量も少なく、一部分だけのリフォームの場合は予算を抑えられます。
しかし、住居の著しい劣化がみられた場合は補修が必要となり、費用がかさむ場合もあるので注意しましょう。

*増改築のデメリット

1つ目は、増築した建物の耐久性が既存の住居と異なってしまう恐れがあることです。
増築した際は、既存の住居とは素材や建築手法が異なることがあります。
その場合、耐久性に差が生じてしまいます。

2つ目は、増改築した部分と既存の住居のつなぎ目に綻びが起きる場合があることです。
増改築する場合は、一度既存の住居を破壊して新たに建設します。
その場合、新旧の建物の接合部に狂いが発生してしまう恐れがあります。

□まとめ

今回は、増改築の意味とそのメリットとデメリットについて解説しました。
増築は建物の床面積を拡大することで、改築は床面積はそのままで間取りを変更することです。
費用を抑えて、気軽に工事できることが増改築の主なメリットです。
一方で、新しい建物や接合部の耐久性が弱まる恐れがあります。
増改築する際は上記の内容に注意して、検討しましょう。

増改築をはじめ、福井・鯖江でリフォームをお考えの方は、お気軽に当社までお問い合わせください。

この記事はリフォームパンセ、建築士の漆﨑隆一が責任を持って書かせていただきました。
次回も福井市、鯖江市にお住まいの皆様にお役に立てる情報を書かせていただきます!

ABOUT US
漆﨑 隆一
昭和47年生まれ。社南小・至民中・科学技術高等学校卒業。塗装歴30年。大工歴25年。携わった工事は7000件以上。一級建築士。全日本ベスト塗装店賞・最高金賞2回・金賞6回受賞。日本建築塗装職人の会会長とも親交が深く、塗装業界からも頼りにされている存在。趣味は仕事。好きな食べ物は奥様の手料理とヨーロッパ軒のソースかつ丼。仕事に厳しく、自分に厳しい福井市が生んだ塗装・リフォームのカリスマ親方。
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