家の色が変わるとくらしの気も変わる!

10月27日

こんにちは。いつも私のブログを楽しみにご覧下さり、ありがとうございます。
福井で塗装職人・大工を自社で育成しているリフォームパンセの二代目・漆﨑隆一です。

今日は鯖江市平井町のM様宅の工事後写真を撮影してきましたので、施工事例をご紹介しますね。

「家の色って、こんなに印象が変わるんですね」
施工完了後、M様がそう話された笑顔がとても印象的でした。

M様邸の外壁はもともと赤茶色のリシン吹付仕上げ。
落ち着いた色味ながらも、年月とともに表面が水を吸い込み、部分的な剥がれや浮きが目立つようになっていたのです。


「塗装で直せないか?」というご相談をいただきましたが、
現場調査をした結果、塗装では一時的な改善にしかならないと判断。
そこでご提案したのが、板金上張りによる根本的なリフォームでした。

赤茶色は「土」の気をもつ色で、あたたかく穏やかな印象、
家族の絆を守る安定の象徴でもあります。

しかし、経年で少し色あせた外壁は、どこか「やさしいけれど元気が少し足りない」印象にも。
特に福井の冬の曇り空の下では、少し沈んだトーンに見えてしまうこともあります。

今回採用したのは、黒のガルバリウム鋼板による外壁上張り。
既存のリシン壁の上から下地を組み、通気層を確保したうえで板金を施工しました。
黒は風水的にも「守りと安定」を表す色。
余計なものを吸収し、良い気をしっかり留める“強い家”の象徴です。
また、金属特有の質感が現代的で引き締まった印象を演出します。

玄関まわりにはもとのブラウンタイルを活かし、黒とブラウンのコントラストが映えるデザインに。
まるで洋画に出てくるような“上質で落ち着いた家”に生まれ変わりました。

黒は「気を整える」色、ブラウンは「地を安定させる」色。
この組み合わせは、家を長く守る理想の配色とも言われています。
赤茶色がもたらしていたやわらかさやぬくもりはそのままに、外観全体が引き締まり、力強く頼もしい印象に。

そして何より、黒い外壁が空と光を映し込み、晴れの日はより鮮やかに、曇りの日でも静かに輝く家へ。
まるで、家そのものが呼吸を取り戻したようでした。

実はこの黒、光に当たるとブラウンにも見える「ダークブラウン色」なのです。
つまり黒と赤茶の運気を両方取り込むいいとこ取りの色だったのです!

「最初はダークブラウンが黒すぎて重たくならないかなと思っていましたが、出来上がってみたら本当に格好いいですね。玄関まわりのブラウンがアクセントになって落ち着いた感じも気に入っています。」
M様のこの一言に、職人たちも笑顔に。

家の色を変えることは、暮らしの気分を変えること。
リフォームパンセは、そんな“暮らしの気”まで整える工事を目指しています。

外壁の板金上張りは見た目を美しくするだけでなく、家の寿命を延ばす大切な工事です。
そして同時に、「家の表情」を変えることで、住む人の心まで明るく変わる――そんな不思議な力もあります。

リフォームパンセはこれからも、「いつものくらし。いつものしあわせ。」を守るために、
ひとつひとつの家と、そこに住む人の想いに寄り添っていきます。

ABOUT US
漆﨑 隆一
昭和47年生まれ。社南小・至民中・科学技術高等学校卒業。塗装歴30年。大工歴25年。携わった工事は7000件以上。一級建築士。全日本ベスト塗装店賞・最高金賞2回・金賞6回受賞。日本建築塗装職人の会会長とも親交が深く、塗装業界からも頼りにされている存在。趣味は仕事。好きな食べ物は奥様の手料理とヨーロッパ軒のソースかつ丼。仕事に厳しく、自分に厳しい福井市が生んだ塗装・リフォームのカリスマ親方。
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