「外壁の汚れが目立ってきた…」
「でも、いくらかかるの?どんな工事をするの?」
初めての外壁塗装、わからないことだらけで不安になりますよね。
そこでこのページでは、外壁塗装の費用相場・工事の内容・注意点までやさしく解説します。

□外壁塗装の相場はいくら?
家の大きさや塗料の種類で費用は変わりますが、ざっくりした目安はこちらです。
建物の大きさ | おおよその費用 |
20坪 | 約40~70万円 |
30坪 | 約60~100万円 |
50坪 | 約100~160万円 |
一般的に、戸建て住宅の平均は30坪ほどとされているため、大体60~100万円が目安かと思います。
ここでミニ知識をひとつ。
「延べ床面積×1.2」で外壁塗装のための概算の外壁面積を出すことが出来ます。
通常、建物は坪で出ていることが多いので、坪は㎡に変換して計算しましょう。
□費用の内訳はこの4つ!
外壁塗装の費用は、主に以下の4つで構成されています。
足場代(約20%)
安全で丁寧に作業するための必須設備
材料費(約20%)
塗料・養生シート・飛散防止ネットなど
人件費(約30%)
職人の技術・作業時間によって変動
その他の費用(約30%)
移動費・廃材処分費・保険・会社の運営費など
こちらの4つの要素から足場代を抜いた3つの項目を踏まえ、見積では平米単価というものを出しています。
□外壁の状態で変わる「必要な修理」
「外壁を塗るだけ」ではすぐに剥がれてしまうこともありますので、
以下のような症状がある場合、補修作業が必要です。
外壁の状態 | 必要な処置 |
チョーキング(白い粉) | 高圧洗浄+下塗りで密着力アップ |
ヒビ(クラック) | 専用補修材で埋めてから塗装 |
シーリングの劣化 | 古いシーリングを除去し打ち直し |
カビ・コケ | 専用洗浄や防カビ塗料を使用 |
状態に合わせた修理を行うことで、塗装の持ちが格段に良くなります。
ただし、
見積内容だけではどこまでしっかりと行ってくれるのかは判断出来ません。
業者選定の際には施工宅を見せてもらいましょう。
その施工宅はなるべく時間が経過したお宅を見せてもらう事でご自宅がどのようになるかイメージが付き、業者の技術力、お客様宅への思いも判断出来るでしょう。
□塗料で変わる「10年後の費用」
長持ちする塗料ほど高くなりますが、塗り直し回数が減るぶんトータルではお得になります。
ここでは塗替サイクルと施工単価の標準価格からどの塗料がお得かを見ていきましょう。
塗料の種類 | 塗替目安 | 標準単価(㎡) | 特徴 |
ウレタン系 | 5~7年 | 約1,000円~ | 安いが短命 |
シリコン系 | 10~20年 | 約2,000円~ | バランスよく人気 |
フッ素系 | 15~25年 | 約3,000円~ | 初期費用は高いが長持ち |
ポイントは、同じ塗料の種類でもピンキリで耐久年数が変わるということ。
種類だけを見て比較してしまうと大きな失敗を起こしてしまいますので、塗替目安を必ず確認しておきましょう。
それと塗替目安は、
口頭だけでなくカタログを見せて頂いて確実に口頭の年数が記載されているかも確認するのが安全。
□費用を抑える3つのポイント
費用を抑えてお得に工事を行うため、事前に知っておくべき事を3つ、まとめてきました。
賢いお客様はみんな知っていることですので、
あなたもこちらのページをブックマークし、必要なときに見直しして頂くといいですね。
- 屋根塗装と同時にやる
→ 足場代が1回分で済み、最大30万円ほど節約できることも! - オフシーズン(冬・梅雨)を狙う
→ 混み合わない時期は割引対応があるケースも - 地域密着・自社施工の職人直営会社に相談する
→ 中間マージンがなく、無理のない価格で対応可能
□見積書はここをチェック!
見積書で「信頼できる会社」かどうかを見分けるポイントは以下の3つです。
意外と見逃しがちな事ですので、注意して確認してみましょう。
・面積が実際に測られた数字になっている(例:きりのいい数字ばかりは要注意)
理由:しっかりと測っていない、計算されていない会社は注意です
・項目が細かく分かれている
理由:一見、ていねいな会社に思えますが、単価をつり上げるために項目を多く作って
費用を嵩上げしている可能性があります。
見積内容の項目は提出時に何の項目なのかを教えてもらうとよいでしょう。
・数量や単価が明確に記載されている
理由:数量や単価がしっかりと記載されている、
つまりしっかりと計算して出している会社は時間と手間をかけて
ご自宅の御見積を作成していると言うことです。
知らずに見ているとどこも同じに見える見積書。
これからはあなたのためにどれだけ真剣に見積を作ってくれているのかを判断基準の一つにするのも成功の秘訣ですね。
□最後に
外壁塗装は見た目をキレイにするだけではなく、お家を守るための大切なメンテナンスです。
しっかりと事前知識である相場や見積の知識を覚えておきながら、
御見積を取ってご自宅の外壁塗装工事を成功させましょうね。
まずは悩んだら地元の外壁塗装に詳しい専門家に相談しましょう。