【構造】木を塗装する理由

理由は、美観と耐久性向上のふたつ。

 本日はウッドデッキの塗装御見積のご相談を頂きました。
状態としては塗装がかなり抜けてしまい、写真の箇所ではないですが、気が腐りかけている所もありました。

 木を塗装する理由は大きく分けてふたつ。
 1.美観
 2.耐久性向上

 
 耐久性だけで判断するなら、気にならない方は木の地の色(白木)で問題ないのです。実際に、水に強いヒノキやスギ、ナラを使用して無塗装で使用されている事もあります。
 ただ、白木のままだと木に汚れが染み混んでしまったり、表面に汚れが付く事で見た目が悪くなるため塗装を行うのです。
 もちろん、塗装を行うことで木の耐久性をさらに高めることが出来るので塗装を行うのです。
塗料がない時代にも柿渋やベンガラで色つけして美観を高めながら耐久性も高める手法が合ったことを考えますと、塗装を行うのは当然とも言えますね。

 木は素材としては柔らかく、特に年輪の間の部分は風化しやすいので、塗装が抜けた古い板材などを見ると年輪の部分だけが山になり、その間が深く削れています。この様にならなくする方法が塗装だと言うことです。
 それと木の中にある水分(含水率)が、木が古くなるほどに乾燥していくことで木が反りやすくなります。木が割れていたり反っているものも見たことありますよね。こうならない様に保つのも塗装の役目です。

 ご自宅に木で出来ている部分がある様でしたら、色が抜けてくる前に塗装をお考え下さい。かなり木の保ちが変わってきますよ。

ABOUT US
漆﨑 隆一
昭和47年生まれ。社南小・至民中・科学技術高等学校卒業。塗装歴30年。大工歴25年。携わった工事は7000件以上。一級建築士。全日本ベスト塗装店賞・最高金賞2回・金賞6回受賞。日本建築塗装職人の会会長とも親交が深く、塗装業界からも頼りにされている存在。趣味は仕事。好きな食べ物は奥様の手料理とヨーロッパ軒のソースかつ丼。仕事に厳しく、自分に厳しい福井市が生んだ塗装・リフォームのカリスマ親方。
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