ご質問.内装材にはどんな種類がありますか?

内装材にはどんな種類がありますか?

一級建築士・代表親方の答え.

かなりの種類がありますので主なものだけご説明いたします。天井や壁に使用するものですとクロス、プリント板、塗壁、塗装が多く出ております。クロスというのはビニールを加工し色々な質感や色が付いたとても一般的な材料です。コストも手頃で見た目も良いのですが若干の伸縮性があり施工後に継ぎ手部分に隙間が出来る事があります。プリント板は表面に木目印刷がされたベニアで昭和のお宅ですと案外多く使用されています。木目の高級感と目地がアクセントとなり見て目も良いのですが印刷の為に日に焼けて色が抜けたりテープを脱着すると印刷が一緒に捲れてしまいます。塗壁は左官仕上げの壁材の事です。聚楽や珪藻土と呼ばれる壁です。空気を綺麗にしたり湿度を調整したりと機能性も高いのですが触るとくずが落ちたり汚れが染みついたら取れないという弱点もあります。塗装は吹付やローラーで仕上げたものでただ単色にて仕上げるだけでなく最近はデザイン性を高めた仕上げ材も出ています。耐久性はとても高く公共施設などで使用される事が多いのですが手垢などが付着しやすい事や施工者によって仕上がりの差が激しいといった問題もあります。
床材ではフロア、クッションフロア、タイルが一般的な仕上げ方法です。フロアはほぼどのお宅でも使用されている木目の床材です。フローリングとも呼んでいますがフローリングは無垢材のものを指しフロアは工場生産の建材物を言います。フロアは機能性が高く今ではノーワックスは当たり前です。その他にも対傷性能が高いものや耐水性能が高いもの、滑り防止の加工がされているものもあります。色や木目が豊富で、施工性も良いので工事がとてもスムーズに進める事が出来る材料です。クッションフロアはビニールで出来ている床材でクッション性が高く滑りにくいので年配の方がお使い頂くお部屋や水廻りなどでの使用がお勧めです。タイルは外部、内部共に水がかかる所で使用する床材です。手頃なものから高級品まで幅広くラインナップがあり、耐久性も高くて滑り止め加工もされていますが目地部分の汚れやカビ、水漏れに注意が必要です。
どの材料を選ぶのかはお客様のご要望次第。私たちは色々な素材を駆使してセンスの良いデザインをご提案差し上げますので楽しみにしていて下さい。

ABOUT US
漆﨑 隆一
昭和47年生まれ。社南小・至民中・科学技術高等学校卒業。塗装歴30年。大工歴25年。携わった工事は7000件以上。一級建築士。全日本ベスト塗装店賞・最高金賞2回・金賞6回受賞。日本建築塗装職人の会会長とも親交が深く、塗装業界からも頼りにされている存在。趣味は仕事。好きな食べ物は奥様の手料理とヨーロッパ軒のソースかつ丼。仕事に厳しく、自分に厳しい福井市が生んだ塗装・リフォームのカリスマ親方。
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