- 犬が室内で走り床で滑ります。見ていて危なっかしいのですが、何か対策はありませんか?
犬が滑る原因は2つ。この両方をクリアして安心して走り回れる家にしましょう。
ワンちゃんが床で滑らないようにするには2つ、
対策を考えていきましょう。
①足裏の毛をトリミングする
ワンちゃんは足裏まで毛が生え、肉球など隠されてしまう事で滑りやすくなります。
そのため、足裏の毛には十分注意しましょう。
(伸びにくい、伸びない犬種もおります)
トリミングは犬種により周期は様々でしょうが、
なるべく短期間周期でのトリミングを行うのが安心です。
もし滑らなかったとしても前髪部分が長いと目が毛で隠れてしまい
前が見えないために壁にぶつかる事もあります。
②滑りにくい床にする
一般的なフローリング材はワンちゃんにとって滑りやすいのです。
そのため、ペット用フロアは張替、もしくは上張りを行うのがよいでしょう。
このペット用フロア材、実はご年配の方など足のご不自由な方にも歩きやすくなるので
高齢の方などと同居されている様でしたら早めのリフォームがオススメです。
あと既存の床にフロアコーティングを行う方法もあります。
こちらは床の張り替えなどが必要ないので手軽ではありますが、
費用はそこそこお高め。
ただメリットデメリットがありますのでこちらもご理解頂きながら
選択肢のひとつとされるとよいでしょう。
メリット
①粗相での不快さが少ない
フローリングの目地部分にオシッコが入ると拭き取りが困難。
コーティングは目地部分にも塗装されているため奥まで入り込まず、
しっかりと掃除が出来ますので臭いも残りません。
②超高耐久のものもある
コーティングには30年耐久のものもあります。
長持ちするのでワンちゃんとの生活の中で次の塗替を考える必要がないのも安心です。
③ワックス掛けがいらない
コーティングを行うとワックス掛けはいらなくなります。
無駄な手間がかからないのでお掃除も楽ですね。
デメリット
①施工性にムラがある
コーティングは塗装工事です。つまり、施工する職人でキレイさがかなり変わります。
見本で見る仕上がりは小さな板なので誰でもキレイに仕上げられるのですが
実際の床となるとかなりの技術と経験が必要となります。
施工したお宅などを見せて貰うとよいでしょう。
②臭いがきつい
コーティングの塗料は溶剤系です。
つまりシンナーなどの臭いがかなりします。
この臭いは工事中、そして工事後もしばらく続くため
溶剤のにおいでペットだけでなくあなたも倒れてしまう可能性はあります。
(室内なので外壁以上に臭いがこもるのでご注意下さい)
③ツヤありしかない
コーティング材はツヤありしかありません。
ツヤ無しタイプは人用のものではありますが、ペット用ではツヤありしか選べません。
なので、ツヤありがお好きでない方には難しいです。
人用でもいくらかは滑りにくくなりますが、
ワンちゃんの事を考えると専用の方が間違いないでしょう。ワンちゃんは床で滑ると骨折、脱臼や椎間板ヘルニアになる可能性があります。
老犬になるほど可能性は高まりますのでなるべく早くリフォームするのがオススメです。
ペットリフォームはペットの事をよく理解しているリフォームパンセへご相談下さい。