リフォームパンセが教える外壁塗装の予算を抑える方法【有料級】

こんにちは。リフォームパンセ代表親方の漆﨑です。

外壁塗装は、一生のうちに何度も行う工事ではありません。多い方でも2回、3回ほどではないでしょうか。

そのうえ、外壁塗装は家全体に関わる大きな改修工事です。
外壁の傷み具合によっては補修が必要になったり、シーリングの打ち替えが必要になったり、足場代や塗料代、職人の手間代もかかります。

そのため、最初に想像していたよりも費用がかかると感じる方も少なくありません。

ただし、ここで大切なのは、ただ安くすることではありません。
外壁塗装は、安さだけを優先すると、数年後に剥がれや雨漏り、補修のやり直しにつながることがあります。

本当に大切なのは、
削っていい費用と、削ってはいけない費用を見極めることです。

今回は、私がこれまで外壁塗装の現場を見てきた経験から、外壁塗装の予算を無理なく抑える考え方をお伝えします。

これから外壁塗装をお考えの方は、ぜひブックマークして、見積りを取る前に読み返してみてください。

外壁塗装の費用は何にかかっているのか

まず、外壁塗装の費用を抑えるためには、費用の内訳を知ることが大切です。

外壁塗装の見積りには、大きく分けて次のような費用が含まれています。

1. 材料費

材料費には、外壁に塗る塗料だけでなく、下塗り材、シーリング材、養生材、補修材などが含まれます。

外壁塗装というと「塗料代」が目立ちますが、実際には塗料以外の材料もかなり重要です。

たとえば、シーリング材の性能が低かったり下塗り材が外壁に合っていなかったりすると、いくら上塗り塗料が良くても長持ちしにくくなります。

2. 足場代

外壁塗装には、ほとんどの場合、足場が必要です。
足場は工事が終わればなくなってしまうものですが、安全に作業し、きれいな仕上がりにするためには欠かせません。

ただし、足場代は工夫によって抑えられる場合があります。ここは後ほど詳しくお話しします。

3. 人件費・施工費

外壁塗装は、職人の手仕事です。
高圧洗浄、下地補修、養生、下塗り、中塗り、上塗り、検査。すべて職人の手間と技術が関わります。

ここを無理に削ると品質が落ちる原因になります。

ただし、経験豊富な職人が段取りよく施工することで無駄な手間を減らし、結果的に適正価格に近づけることは可能です。

4. 諸経費

諸経費には、現場管理、車両費、事務手続き、近隣対応、保証やアフターサービスのための費用などが含まれます。

「諸経費」と聞くと、なんとなく削れそうに思われるかもしれません。
しかし、ここには工事を安全に進めるため、また施工後に責任を持つための費用も含まれます。

大切なのは諸経費をゼロにすることではなく、内容が不明なまま高くなっていないかを見ることです。

予算を抑えてもよい費用

外壁塗装の費用には工夫次第で抑えられる部分があります。

ただし、何でも削ればよいわけではありません。
まずは、比較的工夫しやすい費用から見ていきましょう。

足場代は工夫できる場合があります

外壁塗装で予算を抑えやすいものの一つが足場代です。

もちろん、足場は安全のために必要です。
職人が危険な状態で作業するような足場ではいけませんし、近隣への配慮や飛散防止のためのシートも大切です。

ただし、足場代は業者や現場条件によって差が出ることがあります。

見積りを依頼するときに、

「安全性はしっかり確保したうえで、足場代を抑える方法はありますか?」
「足場業者さんの中で、費用を抑えられるところで見てもらえますか?」

と相談してみるのは良い方法です。

また、屋根塗装や雨樋交換、破風板の補修など、足場が必要な工事を同時に行うと足場を何度も組む必要がなくなり、長期的には費用を抑えられることがあります。

外壁だけでなく、屋根や付帯部も一緒に点検することが大切です。

施工時期を相談すると費用を抑えられることがあります

外壁塗装は、春や秋に希望が集中しやすい工事です。
気候が安定しているため、「春にやりたい」「秋にやりたい」と思われる方が多いのは自然なことです。

ただ、職人の予定に余裕がある時期に施工を任せていただける場合、会社によっては費用面で相談しやすくなることがあります。

たとえば、

「急ぎではないので、パンセさんの施工しやすい時期で大丈夫です」
「職人さんの予定に合わせますので、できるだけ無理のない価格で考えてください」

このようにご相談いただくと工程を組みやすくなり、無理な段取りを避けられます。

福井の場合、冬の外壁塗装を心配される方も多いですが、気温・湿度・乾燥時間・養生をきちんと管理すれば施工できる日もあります。
大切なのは季節だけで判断するのではなく、その日の条件と現場管理を見極めることです。

ただし、急ぎの雨漏りや劣化が進んでいる場合は待つことでかえって費用が増えることもあります。ここは現地調査で判断するのが安心です。

人件費は“削る”のではなく“無駄を減らす”ものです

人件費は単純に削ってはいけません。
外壁塗装は職人の手仕事ですので人件費を無理に下げると、どこかで工程が粗くなる可能性があります。

ただし、経験豊富な職人がいる会社は、作業の段取りが良く、無駄な手戻りが少なくなります。

たとえば下地の傷みを最初に見抜ける職人であれば、後から「ここも直さないといけない」と追加が出るリスクを減らせます。
また、塗料の扱いに慣れていれば材料を無駄にせず、規定量を守ってきちんと仕上げられます。

つまり、人件費を安く叩くのではなく、
腕の良い職人に、無駄のない工事をしてもらうこと
が、結果的に費用を抑えることにつながります。

ここは職人直営店の強みが出る部分だと思っています。

予算を抑えてはいけない費用

次に、削ってはいけない費用です。

外壁塗装で後悔される方は、ここを削ってしまうことが多いです。

塗料代を安さだけで決めてはいけません

塗料は外壁を雨風や紫外線から守る大切な材料です。
価格だけで選ぶのではなく、耐久性、低汚染性、防カビ・防藻性、遮熱性、仕上がり、外壁材との相性を総合的に見て選ぶ必要があります。

もちろん、高い塗料を選べば必ず正解というわけではありません。
大事なのは、その家に合っているかどうかです。

ただ、短期的な安さだけで塗料グレードを下げすぎると次の塗り替え時期が早まり、長い目で見ると高くつくことがあります。

塗料は値段だけでなく、
次のメンテナンスまで何年守りたいのかという視点で考えましょう。

下塗り材と下地補修を削ってはいけません

外壁塗装で本当に大事なのは、上塗り塗料だけではありません。
むしろ、下塗りと下地補修がとても大切です。

ひび割れがある。
外壁材が傷んでいる。
旧塗膜が弱っている。
シーリングが切れている。

こうした状態を整えずに上から塗っても、長持ちしません。

見積を見るときは塗料名だけでなく、

・下塗り材は何を使うのか
・ひび割れ補修は入っているのか
・シーリングは打ち替えか、増し打ちか
・傷んだ部分の補修はどこまで含まれるのか

ここを必ず確認してください。

外壁塗装は、塗る前が勝負です。

シーリング材を安く済ませすぎてはいけません

サイディング外壁の場合、シーリングはとても重要です。

シーリングは外壁材の継ぎ目から雨水が入らないようにする役割があります。
ここが劣化すると、外壁材の裏側に水が回り、反りや浮き、雨漏りにつながることがあります。

シーリング材もグレードによって耐久性が違います。
外壁塗料だけ良いものを使ってもシーリングが先に傷めば、結局また補修が必要になります。

外壁塗装の予算を考えるときは、塗料とシーリングの耐久年数のバランスを合わせることが大切です。

養生材や現場保護を削ってはいけません

塗装工事では、窓、玄関、土間コンクリート、植木、車、エアコン室外機などを汚さないために養生を行います。

この養生を雑にすると外壁はきれいになっても、玄関まわりや庭、床面を汚してしまうことがあります。

お客様にとって大切なのは外壁だけではありません。
お庭や植木、玄関まわりも暮らしの一部です。

リフォームパンセでは、こうした見えにくい部分も丁寧に扱うことが大切だと考えています。

築年数別に見る、費用を抑えた外壁塗装の考え方

ここからは、築年数別に外壁塗装の予算を考えるポイントをお話しします。

あくまで一例ですが、ご自宅の状況を考える目安にしてください。

築10年前後の場合

築10年前後のお宅では、まだ外壁材そのものが大きく傷んでいないことも多いです。

ただし、破風板、帯、シーリング、日当たりの強い面などに先に傷みが出ることがあります。

この時期は家全体を大規模に直すというより、傷みが出やすい部分を早めに手当てすることで将来の費用を抑えられる場合があります。

サイディングの状態が良ければ、クリア塗装を検討できることもあります。
モルタル外壁の場合も、劣化が軽い段階なら下地を傷める前に塗装することで比較的費用を抑えやすくなります。

築10年前後は、
大きく傷む前に守る時期と考えるとよいでしょう。

築20年前後の場合

築20年前後で一度も塗装していないお宅の場合、外壁には色あせ、チョーキング、コケ、カビ、シーリングの割れなどが出ていることが多いです。

この時期になると、外壁塗装は本格的に検討した方がよい段階です。

ただし、
外壁材そのものがまだ大きく傷んでいなければ適切な下地処理と3回塗り、シーリングの打ち替えで十分に持たせられる場合があります。

費用を抑えるためには、まだ張り替えが必要ない段階で手を入れることが大切です。

築20年前後は、
塗装で守れるうちに、しっかり手を入れる時期です。

築30年前後の場合

築30年前後まで大きなメンテナンスをしていない場合、外壁の表面だけでなく、外壁材そのものや付帯部にも傷みが出ていることがあります。

雨樋が劣化している。
軒天にシミがある。
外壁材が反っている。
一部に浮きや欠損がある。
木部が痩せている。

こうした状態では単純に塗装するだけでは不十分な場合があります。

傷みの強い面は、張り替えや上張りを検討した方がよいこともあります。
雨樋の交換や破風板の補修なども足場を組んだタイミングで一緒に行うと、長期的には費用を抑えられます。

築30年前後は、
塗るだけで済むか、補修や交換も必要かを見極める時期です。

ここで無理に安く塗装だけで済ませると数年後にまた大きな工事が必要になることがあります。

外壁塗装の予算を抑える一番の方法は、早めの診断です

外壁塗装の費用を抑える一番の方法は、実は「値引き交渉」ではありません。

一番大切なのは、
『傷みが大きくなる前に診断すること』
です。

外壁材がまだ生きているうちなら、塗装で守れる可能性が高くなります。
シーリングが完全に切れる前なら、雨水の侵入を防ぎやすくなります。
下地が傷む前なら、補修費用も抑えやすくなります。

反対に、劣化を放置してしまうと塗装だけでは済まなくなり、張り替えや大工工事、雨漏り補修が必要になることもあります。

外壁塗装は遅らせるほど安くなる工事ではありません。
適切なタイミングで行うことで、結果的に予算を抑えられる工事です。

まとめ

外壁塗装の費用を抑えるためには、ただ安い業者を探すのではなく費用の中身を見極めることが大切です。

抑えてよい費用は、
・足場の組み方や同時施工の工夫
・施工時期の相談
・段取りの良い職人による無駄の少ない施工

一方で、削ってはいけない費用は、
・塗料の品質
・下塗り材
・シーリング材
・下地補修
・養生や現場保護
・必要な職人の手間
です。

外壁塗装は「安く済ませる」ことが目的ではありません。
本当に大切なのは、
必要なところにきちんと費用をかけ、無駄なところを抑えることです。

リフォームパンセでは、お客様のご予算を大切にしながら、家の状態に合わせて「今やるべきこと」「まだ待てること」を正直にお伝えしています。

外壁塗装の費用や見積りで迷われている方は、まずはお気軽にご相談ください。
一緒に無理のない外壁塗装の計画を考えていきましょう。

ABOUT US
漆﨑 隆一
昭和47年生まれ。社南小・至民中・科学技術高等学校卒業。塗装歴30年。大工歴25年。携わった工事は7000件以上。一級建築士。全日本ベスト塗装店賞・最高金賞2回・金賞6回受賞。日本建築塗装職人の会会長とも親交が深く、塗装業界からも頼りにされている存在。趣味は仕事。好きな食べ物は奥様の手料理とヨーロッパ軒のソースかつ丼。仕事に厳しく、自分に厳しい福井市が生んだ塗装・リフォームのカリスマ親方。
無料お見積もりは今すぐお電話を。