2021/12/11
こんにちは、ハイクオリティ・デザインリフォームパンセ
代表取締役、漆﨑隆一です。
「床からきしみ音が鳴るのだけど、原因は何なのだろう」、「床のきしみって放置しといても良いのだろうか」
このようにお悩みの方は多いでしょう。
今回は福井にお住まいの方に、床のきしみの原因や放置する弊害について紹介します。
□床がきしむ原因とは
床がキーキー鳴るなどのきしみ音の原因は大きく2つです。
1つ目は、床の構造の問題です。
床下には、配置されている大引きと根太という木材が、格子状に組み合わせることで床全体を支えてくれています。
これらの間隔が不適当な場合や水平に配置されていない場合に、床のきしみは起こります。
近年、大抵の場合、フローリングの固定にはビスを使用しています。
そのため、昔に比べてきしみは起こりにくくなっています。
しかし、古い家ではビスではなく、釘が使われていることが多いです。
釘の場合ですと、釘周辺の木材がやせ、釘と木材のこすれによって、きしみが発生することがあります。
2つ目は、床の木材が収縮・膨張していることです。
床に使われる木材は、主に合板と無垢材です。
合板は、天然木を薄く切り、それを接着剤で貼り合わせたもので、収縮や膨張をしにくいです。
無垢材は、乾燥や湿気が原因で比較的、収縮・膨張しやすいです。
木材の収縮や膨張は、木材のつなぎ目がこすれ合うことになり、きしみ音の原因になります。
高温多湿の日本において重要な湿度の調整をしてくれる無垢材ですが、それが原因できしみ音が発生してしまうのです。
無垢材は、最近流行でたくさん良い所もありますが、このようなデメリットもあるのです。
□床のきしみを放置するとどうなるのか
床のきしみを放置すると、以下の2つの症状が発生します。
1つ目は、床が抜けることです。
床のきしみを放置してしまうと、床が抜けることがあります。
水回りの部分は、腐食も早いため、特に床が抜けやすいです。
注意しましょう。
床を踏んだ時に、床が抜けてしまうと、怪我につながることもあります。
きしみを放置すると、いつ床が抜けるかおびえて生活しなくてはなりません。
床のきしみを感じたなら、早めに対策が必要です。
2つ目は、シロアリが大量発生することです。
シロアリが原因で、床がきしむこともありますが、床のきしみからシロアリが住み着くこともあります。
シロアリは木材をエサにします。
フローリングが腐食していると、そこは、シロアリにとって最高の住処です。
木材が、シロアリによって食いつくされると、床の強度が下がってしまいます。
さらにそれが進むと、建物の耐久性や耐震性を大きく下げる恐れもあります。
床がきしむときは、シロアリの調査も忘れないようにしましょう。
□まとめ
今回は、床のきしみの原因や放置する弊害について紹介しました。
床のきしみについてご不明な点等ございましたら、ぜひ当社にご相談ください。
この記事はリフォームパンセ、建築士の漆﨑隆一が責任を持って書かせていただきました。
次回も福井市、鯖江市にお住まいの皆様にお役に立てる情報を書かせていただきます!