台風による被害は火災保険がおりない?補償対象について紹介!

2023/09/06

「マイホームの入居時に火災保険に加入したが、具体的な内容をあまり覚えていない」
「台風による被害にも火災保険がおりるのかどうか不安」
マイホームに住んでいると、このような悩みを抱える方も多いかもしれません。
台風に起因する被害が火災保険によって補償されるかどうかを判断する際には、保険の具体的な補償対象をおさえることが非常に重要です。
今回は、台風による被害が火災保険で補償される場合の補償対象について紹介します。

□台風による被害の補償対象とは

家を購入するときに加入する火災保険については、補償対象となる具体的な被害の例について把握しておくことが重要です。
台風関連で火災保険が適用される被害の例として、主に3つが挙げられます。

1.風の被害
台風による被害として最も多いものの1つが、風によって引き起こされる被害です。
具体的には、飛来物による窓ガラスの亀裂や屋根瓦の破損といった被害が考えられます。
火災保険の補償対象は、20メートル以上の最大瞬間風速による被害です。
もちろん、台風といった災害以外であっても、風速の条件を満たせば補償対象として扱われます。

2.雷の被害
台風と同時に発生する雷による被害も、火災保険の補償対象に含まれることがあります。
具体的な被害として挙げられるのが、落雷によって屋内の家電が故障することです。
故障した家電を補償対象とする場合は、家電が「建物」に含まれるか「家財」に含まれるかによって補償の可否が変わるため、保険会社に確認しましょう。
ちなみに、「建物」と「家財」は、家電の移動のしやすさによって区別されます。

3.水関連の被害
台風に伴う大雨や洪水による被害に対しても、火災保険が適用される可能性があります。
注意しておきたい点は、水関連の被害における火災保険の補償は加入者任意とされるケースが多いことです。
そのため、居住地域が浸水や土砂崩れといった被害を受けやすいかどうかをきちんと確認し、少しでもリスクがある場合には加入しておくことが大切です。

□台風の被害で火災保険がおりない原因

火災保険の補償対象に含まれる具体的な台風被害についてご紹介しましたが、ある事情が絡むことで補償対象から除外されるリスクも十分にあります。
火災保険がおりない主な原因をおさえ、いざという時にきちんとした判断をすることが大切です。

*増改築時の損壊

外壁や屋根、内装の増改築工事を原因とする損壊部分は原則として台風による被害として扱われず、火災保険の補償対象には含まれません。
台風をきっかけとして工事を原因とする被害が判明した場合は、担当の施工業者に問い合わせて対応を依頼しましょう。

*老朽化による被害

被害部分が台風を原因とするものではなく長年住み続けたことによる老朽化であると認められた場合は、火災保険の補償対象として扱われない恐れがあります。
特に雨漏りは台風や老朽化のいずれの事情にも起因するため、注意が必要です。

*被害金額が対象金額よりも低い

保険適用の対象金額が定められている場合は、対象金額以下の補償を受けられない恐れがあります。
被害を回復するための金額が一定額を超えなければ補償対象として扱われないため、保険会社との契約内容をきちんと確認しましょう。

□まとめ

台風によって受ける家の被害はさまざまなものが考えられる分、火災保険の補償対象を考える際にも適切な考慮が必要です。
風や落雷、水関連の被害にも火災保険による補償の可能性はあるため、具体的な事例をおさえながら保険申請を検討しましょう。
一方で、火災保険の補償対象に含まれない事情についてもおさえ、実際の申請時の判断に役立てることも大切です。
当社はリフォームに関するご相談も多く承っておりますので、台風による家の被害についてお悩みの方はぜひご相談ください。

ABOUT US
漆﨑 隆一
昭和47年生まれ。社南小・至民中・科学技術高等学校卒業。塗装歴30年。大工歴25年。携わった工事は7000件以上。一級建築士。全日本ベスト塗装店賞・最高金賞2回・金賞6回受賞。日本建築塗装職人の会会長とも親交が深く、塗装業界からも頼りにされている存在。趣味は仕事。好きな食べ物は奥様の手料理とヨーロッパ軒のソースかつ丼。仕事に厳しく、自分に厳しい福井市が生んだ塗装・リフォームのカリスマ親方。
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