風災被害を受けた際に火災保険は適用される?申請例とともに解説します!

2023/08/27

強風によって住宅の一部が損傷した場合、補修工事が必要です。
補修工事の費用が火災保険で補償される可能性もありますが、具体的にどの程度の風災被害で保険が適用されるのか、分かりにくいところです。
そこで今回は、風災被害において火災保険が適用される事例と、実際の保険申請方法についてご紹介します。

□火災保険で補償される風災の例

台風や暴風雨といった災害において、暴風といった要因で住宅が受ける被害のことを風災被害と言います。
火災保険という名前ではあるものの、風災被害が補償の対象に含まれることもあるのです。
ここでは、実際に火災保険の適用申請が行われる風災被害の実例をいくつか挙げていきます。

*屋根部分

・瓦
風による被害を最も受けやすいのが、屋根部分の瓦です。
強風で飛来物が瓦に激突して傷ついたり、強風によって直接的に瓦がずれてしまったりします。
場合によっては、雨漏りを引き起こす恐れもあるため、早めの対処が必要です。

・棟板金(むねばんきん)
屋根の最も高い部分に取り付けられている建材を、棟板金と呼びます。
台風や暴風雨が過ぎ去った後、棟板金が屋根から少し分離した状態を確認することがあります。
棟板金のケースも、雨漏りの原因となるため、直ちに補修の依頼が必要です。

*建物全体

・外壁
瓦と同様、風による被害を受けやすい部分です。
外壁の一部分が風によって分離し素地が見えてしまったり、飛来物によって外壁のパネルが割れてしまったりなどの症状が見られます。
外壁部分の修理を依頼する場合も費用がかかるため、保険適用の可能性があります。

・軒天(のきてん)
外壁から飛び出している屋根の裏側部分のことです。
強風によって屋根から少し分離したり、欠落したりといった症状が見られると、大規模な補修を依頼するケースが多いです。

□風災により火災保険を申請する方法

実際に風災被害を受け、保険適用を申請する際には、いくつか手順を踏む必要があります。

まず、火災保険の契約を締結した保険会社の担当者の方に連絡を取り、申請用の書類を受け取りましょう。
保険金の請求書及び事故の説明書に必要事項を記入して保険会社に提出しますが、他の書類に関しては、施工業者や保険サポート業者に対応してもらいます。

書類提出後は、保険会社による審査が行われるため、結果が出るまで待ちます。
審査段階では、保険会社主導で現地調査が行われることもあるため、その際には被保険者である依頼者も同行しましょう。

無事に審査が通ると、見積りした通りの額面が、保険給付金として指定口座に振り込まれます。

□まとめ

今回は、風災被害における火災保険の適用について、申請例や申請手順を中心に解説しました。
補修が必要な風災被害については、申請をすれば火災保険が適用される可能性があるため、保険会社との対話を図りながら、確認を行うことが重要です。
補修工事についてお悩みの際には、ぜひ一度当社までお問い合わせください。

ABOUT US
漆﨑 隆一
昭和47年生まれ。社南小・至民中・科学技術高等学校卒業。塗装歴30年。大工歴25年。携わった工事は7000件以上。一級建築士。全日本ベスト塗装店賞・最高金賞2回・金賞6回受賞。日本建築塗装職人の会会長とも親交が深く、塗装業界からも頼りにされている存在。趣味は仕事。好きな食べ物は奥様の手料理とヨーロッパ軒のソースかつ丼。仕事に厳しく、自分に厳しい福井市が生んだ塗装・リフォームのカリスマ親方。
無料お見積もりは今すぐお電話を。