ご自宅の雨樋はちゃんと機能していますか?
これをお読みの方は、「軒樋から水があふれる!」、「竪樋からちゃんと排水されない!」といった雨樋のお悩みを抱えていることでしょう。
一口に「雨樋がおかしい」といっても、様々な原因があり、それぞれ違った対策をしなければなりません。
そこで、ここでは雨樋がうまく機能していない原因のなかで、主なものを4つご紹介します。
ご自宅の雨樋がこれらの状況にないかぜひ一度チェックしてみてください。
原因1:ゴミが詰まっている
雨樋の不調で最も頻繁に起こる原因はごみのつまりです。
特に、集水器という竪樋(屋根からの雨水を下に流す筒)の上部にある集水器です。
軒樋(軒先にある横向きの樋)を流れる雨水が全て集まるところであるため、落ち葉や飛来したビニール袋などあらゆるものが溜まります。
これを放っておくと、雨水がきちんと下に排水されず、集水器から溢れかえってしまいます。
また、竪樋の中もごみが溜まりやすい場所です。
この状態の修理は、ごみを取り除くだけなので自分でもできます。
ただし、高所の作業をしたことがない方や、2階部分の作業は危険を伴うため、業者に依頼してください。
原因2:経年劣化
雨樋は常に雨風に晒されます。一般的に、雨樋の寿命は20~25年と言われているためそれ以上の年数が経過している場合は、経年劣化と考えて問題ないでしょう。
最も、風雨が激しい地域では、もっと早く劣化することも考えられます。
経年劣化の場合には穴が開いている・雨樋が外れているといった深刻な事態が多いため、業者に修理を依頼するのが得策です。
コーキングや塗装で応急処置することはできますが、根本的な解決にはならないので、雨樋交換をすることをおすすめします。
原因3:継ぎ手が外れている
雨樋の角を繋ぐパーツを継ぎ手と言います。
ここは接合部のため、他の部分に比べると外れやすいところです。
1,2か所程度であれば、雨樋用の接着剤を使って自分で修理することもできます。
可能なら、新しい継ぎ手、なければできる限り継ぎ手を洗浄して修理してください。
原因4:樋の傾斜が正常でない
ごみが詰まっておらず、経年劣化もしていない、また継ぎ手が外れているわけでもない場合には、軒樋の傾きが正常でない可能性があります。
雨樋は、傾きが緩くても雨水がちゃんと流れず、急すぎても排水しきれずにあふれてしまいます。
加減をするのが非常に難しいため、専門家に修理を依頼していください。
ご自宅の雨樋の状態に、上記のような心当たりはありませんか?
状況に応じては専門家の力が必要です。
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