2019/03/17
築年数がたって、建物自体が古くなったり、家族の体系が変化したりと家の使い勝手が悪く感じるようになる人も多いのではないでしょうか。
そんな時、リフォームか建替えで悩む方がいらっしゃると思います。
今回は、似ているようで異なるポイントがいくつかあるリフォームと建て替えについてご紹介いたします。
□リフォームとは
リフォームは、簡単な補修工事から、建て替えに近い大規模な工事まであります。
しかし、ほとんどの場合は、既存の建物の基礎の部分を残したまま、建物の内部の装飾や間取りなどを変更します。
*メリット
リフォームは建て替えと比べると、工事にかかる日数は1週間から4週間と非常に短くなります。
リフォームの場合の施工にかかる期間は作業の工程内容によっても異なりますが、建て替えの半分程度で済みます。
また、建て替えの場合は、既存の家を取り壊すため、工事が完了するまでは今住んでいる家に住むことはできません。
そのため、建て替えの際には賃貸などの仮の家を契約するなどして、家具なども含め、大規模な移動と引っ越しが必要になります。
リフォームでは、ほとんどの場合が既存の住居に住みながら施工をしてもらえるため、その分の費用や手間を抑えることができます。
地域によっては、リフォームのための補助金があったり、リフォームをする箇所が小さい場合は比較的少ない費用で施工することができます。
*デメリット
築年数が非常に古い家屋の場合、修理しなければならない箇所が多すぎると、思っている以上に費用がかかってしまう場合があります。
また、リフォームの際に耐震強度に問題がある場合などに、柱や壁を動かせず、間取りの変更が難しかったり、新たに耐震工事等を施工するとなると、必要な費用が大幅に上がってしまいます。
□建替え
既存する建物を基礎ごと立て壊し、一から新しい建物を建てることです。
リフォームと建て替えはどちらも家屋の問題を解決する工事であり、一見似ているように見えますが、それぞれにメリットやデメリットもあり、工事の方法や内容にもそれぞれ違いがあります。
*メリット
建替えの一番のメリットは、既存の土地に新築住宅を建てることができるということです。
デザインや利便性も自由に決定することができます。
リフォームとは異なり、既存の建物を一度取り壊すため、間取りを自由に決めることができます。
新たに家を建てるため、最新の耐震工事を施工することができるため、以前のものに比べ、耐久性がよく、安全性にも優れた家を建てることができます。
また、新築を建てる場合は、リフォームの際のローンと比較し、契約期間が長く金利が優遇される場合が多いです。
*デメリット
建替えの場合は、リフォームと比べ、家屋の解体のための費用も必要になり、全体のコストが非常に高額になります。
建てる家の大きさによっても異なりますが、一般的に建て替えには半年ほどの施工期間が必要になります。
また、施工期間には既存の住居に住むことができず、賃貸等の家を契約して一時的な住まいを準備しなければならないため、その分の費用もかさみ、手間も必要になります。
□最後に
今回は、リフォームと建て替えについてご紹介いたしました。
リフォームと建て替えを悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。