・福井の皆様、こんにちは。
地元福井で実績ナンバーワンの外壁塗装専門店、ペイントパンセ常務の大久保光沙久です。
この記事は、建築施工管理技士でもある現役職人常務・大久保光沙久が責任を持って書きました。
(私が厳しく指導した自社育成職人達があなた様のお宅を美しく塗り替えいたしますよ♪)
多くの方が外壁塗装で気になるのが汚れに関することではないでしょうか。
外壁が汚れは、建物の見栄えを悪くしたり、劣化の速度を速めたりします。
できるだけ汚れが目立たない外壁にしたいとお考えの方は多いでしょうが、外壁は常に雨風や外気にさらされているため、美観を保持するのは難しいです。
ただし、塗料の選び方や汚れた場合の対処法を知ることによってメンテナンスの頻度を減らせます。
そこで今回は、福井で外壁塗装をお考えの方に向け、外壁の汚れを防ぐ塗料や方法について紹介します。
□外壁が汚れる原因について紹介します!
外壁が汚れる原因は使用している外壁材や立地など家の特徴によってさまざまですが、今回は主な原因を4つ紹介します。
1つ目は、カビです。
雨風や湿気などの自然環境に常にさらされている外壁は、カビの発生しやすい場所でもあります。
日光が当たりにくい部分や、緑が生い茂っている部分はカビが発生しやすいです。
カビは繁殖すると、外壁の変色をもたらします。
たとえ、防カビ機能をもった塗料を使用していたとしても、ひび割れや塗膜のはがれなどを起こしていると、破損した場所からカビが広がっていってしまう可能性があります。
2つ目は、サビです。
鉄製の外壁材、雨戸や雨樋などの金属部分に雨水が触れることで発生する汚れです。
また、建物の周りに金属製のものを置いておくことで建物にサビが移る「もらいサビ」が起きるケースもあります。
自転車や脚立などを外壁の近くに置いている場合は注意が必要です。
3つ目は、大気汚染物質です。
カビやサビなどの物質だけではなく、自動車の排気ガスや黄砂、花粉などの大気汚染物質も外壁を汚す原因となります。
空中に浮遊する小さなチリやホコリが、空気に乗って外壁に付着することで汚れます。
汚れの付き方にムラがあるため、家全体が余計に汚く見えてしまいます。
4つ目は、コケや藻です。
コケや藻は、水分や胞子などの栄養分を糧に繁殖していきます。
特に温度や雨などで湿度が上がる場所や、外壁の近くに庭がある場合は繁殖するスピードが速くなります。
また、外壁の表面がざらざらしている場合は、水を含みやすいためコケや藻が発生しやすいです。
□外壁が汚れないようにするための方法について紹介します!
多くの汚れは3つの方法で対策できます。
*汚れにくい外壁材を選ぶ
汚れにくい外壁材には、サイディングやモルタル、そしてタイルの3種類があります。
もし外壁材の張り替えを検討しているのなら、汚れにくい外壁材を選べばメンテナンスの頻度を減らせます。
耐用年数が高く、もっとも汚れにくい外壁材は、タイルです。
ほかの外壁材には表面保護のために塗装を施す必要がありますが、タイルには塗装が必要ありません。
塗料は有機素材のためあらかじめ耐用年数が決まっていますが、無機質素材のタイルはほかの外壁材に比べて非常に防汚性に優れています。
ただし、タイルはお手入れが簡単な一方で、工事費用が高額です。
費用を抑えたい方には、サイディングやモルタルを選ぶと良いでしょう。
*汚れが目立たない色を塗る
外壁は必ず汚れます。
しかし、汚れが目立たない色を塗ることによって、汚れを見えにくくできます。
汚れの色は白や黒、カビやサビによる緑や赤が多いです。
汚れが目立ちにくい色として、多くの住宅で採用されているのが、グレー、ブラウン、ベージュ、クリームの4色です。
グレーは汚れがもっとも目立たない色です。
チョーキングにより白っぽくなったり、カビの繁殖で緑や黒の汚れが発生したりしても、目立ちません。
ブラウンは、周囲の環境に溶け込みやすく、汚れが目立ちにくい色です。
グレーに次いで汚れが目立ちにくく、見栄えも良いため、自然に囲まれた住宅ではブラウンの方が好まれます。
ベージュも人気色の1つで、これも汚れが目立ちにくい色です。
特に、チョーキングなどの白い汚れは目立ちにくいです。
クリームもベージュと同様に白い汚れが目立ちにくい色ですが、白に近い色のため、カビなどの黒い汚れが目立ちやすくなるため注意が必要です。
以上、外壁塗装で人気の4色を説明しましたが、外壁の見栄えには色以外にもツヤも関係します。
仕上がりがツヤっぽくなる塗料は、建物を新築時のようにキレイに見せます。
しかし、ツヤは経年劣化により少しずつ消えていきます。
外壁をキレイに見せたいのであれば、ツヤありの塗料を選ぶと良いでしょう。
*汚れにくい塗料を選ぶ
汚れにくい塗料には、フッ素塗料、無機塗料、光触媒塗料などがあります。
フッ素塗料は、耐用年数が15年から20年と、耐久性に優れた塗料です。
ただし、汚れないことに特化した塗料ではないため、5年から10年で汚れが目立ち始めます。
無機塗料は、塗料の原料に無機物を配合した塗料です。
紫外線などによる劣化の速度を遅らせる効果があります。
高耐候性と低汚染性を兼ね備えているので、外壁を汚れにくくします。
光触媒塗料は、高い耐久性と、汚れにくくするセルフクリーニング機能を持った優れた塗料です。
光触媒塗料は、一般的な塗料とは異なり、施工が難しいため、施工費が高くなる傾向にあります。
□汚れやすい塗料について紹介します!
上記では、汚れにくい塗料について解説しました。
汚れにくい塗料がある一方で、汚れやすい塗料もあります。
アクリル塗料、合成樹脂ペイント、弾性塗料は汚れやすい塗装の性質があるため、汚れにくい外壁にしたいのであれば、あまりおすすめはしません。
アクリルなどの安価な塗料は、耐用年数が短いため、塗膜としての効果が切れるのが早く、汚れが付きやすいです。
合成樹脂ペイントは、帯電しやすい性質を持っているため、静電気を発生しやすく、空中に浮遊するホコリなどの小さな汚れを引き寄せてしまいます。
弾性塗料は、塗膜が柔らかく、高い伸縮性を持つため、ひび割れに強い塗料です。
しかし、その柔らさゆえに汚れやほこりが取れにくいのが欠点です。
□外壁の汚れを防ぐ機能性塗料について紹介します!
汚れにくい塗料について紹介しましたが、その中でも特に外壁の汚れを防ぐのに特化した低汚染塗料と光触媒塗料を紹介していきます。
低汚染塗料は、汚れにくく、美観を維持することに特化した塗料です。
優れた親水性をもつこの塗料は、水と馴染むことで外壁に付いた汚れを洗い流します。
汚れが付きにくいため、お手入れなどのメンテナンスの回数も少なくて済みます。
光触媒塗料は、太陽光を活用して汚れを防ぎます。
日光によって汚れを分解し、汚れを浮き上がらせることで雨が降ったときに汚れを洗い流します。
環境にも優しい塗料で、セルフクリーニング機能もあります。
□外壁が汚れた場合の対処法について紹介します!
汚れを防ぐ塗料を使用しても、外壁は汚れてしまいます。
外壁が汚れた場合は、お手入れをしましょう。
まずは、ホースで汚れがある部分に水をかけてあげましょう。
ホースでも落とせない汚れがある場合は、高圧洗浄で洗い流すと良いでしょう。
家庭用の高圧洗浄機も登場しているため、特にしつこい汚れがある場合は、その部分を集中的に洗浄しましょう。
□まとめ
この記事では、外壁の汚れを防ぐ塗料や方法について紹介しました。
外壁の汚れを防ぐには、汚れにくい塗料を選ぶことや、汚れた場合の対処法を知ることが大切です。
福井で外壁塗装をお考えの方で、何かお困りのことがありましたら、お気軽に当社までご相談ください。