2019/03/20
「カビは健康にも害するのではないか…?」
「掃除では取れないほどになってしまったけど、リフォームで湿気対策はできないの…?」
室内の湿気が原因でできてしまうカビに悩まされている方は多いのではないでしょうか。
特に、小さな子どもがいる家庭では、子どもへの健康被害も心配になると思います。
そこで今回は、リフォームでできる湿気やカビの対策についてご紹介します。
□湿気やカビの対策リフォーム
はじめは気にならないほどの小さなカビだったけど、だんだんと掃除でも除去できなくなってしまうほどこびりついてしまうことがあると思います。
壁や隅にカビが付着してしまうと黒ずんで汚くなってしまいますよね。
また、何度もカビを取っているのにも関わらず、すぐに再発生してしまう場合は、見えないカビが残ってしまっている場合があります。
壁紙にカビが付着してしまったときは、こすってしまうと壁紙自体がはがれてしまうのでどうしようもなく、そのままにしてしまうのではないでしょうか。
このような場合に、どのようなリフォームで対策をすればいいのでしょうか。
先ほどお話ししたように、カビは一度発生してしまうと、完全に取り除くということは難しいため、発生する前に「調湿壁材」にして室内の湿気やカビを発生しにくいように対策しておくことが大切です。
湿気やカビ対策としては、次のような調湿作用に優れている壁材がおすすめです。
*ビニールクロス
ビニールクロスとは、ポリ塩化ビニール樹脂などを主な素材とした、シート状の紙などで裏打ちされた素材です。
耐水性に優れており、掃除もしやすいため、壁装仕上げの主流となっています。
比較的値段も安く、色やデザインなどもさまざまな種類があります。
*珪藻土(けいそうど)
珪藻土は、もともと藻類の一種である、植物性プランクトンが化石化したもので、昔から耐火性に優れた土として重宝されてきました。
現在も世界各地でさまざまな建築材料として使用されています。
天然素材のため、健康被害の心配もなく、調湿作用だけではなく、消臭効果、断熱性能が高いという点も壁材として非常に優れています。
*漆喰(しっくい)
漆喰はカルシウムを主成分としており、もともとは石灰と呼ばれていました。
珪藻土と同様に、防水性や調湿機能に優れているため、昔から住居の内壁、外壁に上塗り材として使用されてきました。
漆喰は、珪藻土と比べると吸放湿機能に少々劣りますが、アルカリ成分を含むため、カビが発生しにくいという特徴があります。
□最後に
今回は、リフォームでできる湿気やカビの発生の対策についてご紹介しました。
湿気やカビに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。