2020/10/15
大規模なリフォームを行う際は、家の構造を変える場合もあるでしょう。
そのリフォームでは、抜ける柱と抜けない柱があるのはご存知ですか。
柱の種類について知ることは、家の構造について知ることに繋がります。
そこで今回は、リフォーム時に抜ける柱と抜けない柱について福井県の業者がご紹介します。
□柱の種類について
まずは家の構造の中に含まれる柱の種類を確認していきましょう。
今回は以下の3種類の柱をご紹介します。
*通し柱について
通し柱とは、土台から軒までを貫き通す1本の柱のことで、主に外周に用いられます。
通し柱の特徴は、他の柱よりもかなり太いことが挙げられるでしょう。
約2〜3倍の太さがあるので、非常に強固です。
通し柱が太い主な理由は、梁や胴差しなどを柱の中に差し込む必要があるからです。
さらに、通し柱は家の耐震性を確保する役割もあります。
細い柱では家をしっかりと支えられないので、通し柱は太くなっているのでしょう。
*管柱について
管柱とは、梁によって分断されている、それぞれの階に存在する柱です。
通し柱と管柱とでは構造的な目的は全体的に同じですが、一番の違いは、管柱は通し柱と違って1本で繋がっていないことでしょう。
さらに管柱には、床や壁を補強して家全体の重さに構造が耐えられるようにするといった役目もあります。
*間柱について
間柱の役目は、部屋の内側の壁を支えることです。
通し柱や管柱が家全体を支える柱である一方で、間柱は部屋を分断する壁の内部などに使用され、壁の中に空間を作り出します。
これによって、電気の配線や給排水管の導入が可能になるでしょう。
さらに、間柱は等間隔に入っており、壁にネジや釘を打ち込むときは間柱を意識して工事が行われます。
□柱と構造について
上記で3種類の柱をご紹介しましたが、リフォームを行うときに抜けない柱は、通し柱と管柱で、間柱は抜ける柱であると言われています。
リフォームを行うときに壁や柱を取り除いて、空間を広くしたい等の考えがあっても、柱の位置や種類によっては実現が難しいことがあります。
住居において安全性は一番大事なことで、耐震性は犠牲にできません。
リフォームの際には、柱についても確認しましょう。
□まとめ
今回はリフォームにおける柱についてご紹介しました。
今回、ご紹介した内容をもとに、リフォームを行う際には家の構造や柱を意識して行ってくださいね。
柱以外でも、リフォームに関するご不明点等ございましたら、お気軽に当社までご連絡ください。