家の増改築をしたい!意識すべきポイントについて解説します!

2023/08/06

今よりも快適な住空間を実現する手段として、住宅の増改築が挙げられます。
特に工事が大規模になる場合は、きちんと設計計画を練った上で、予定通りに増改築を進めたいところです。
そこで今回は、家の増改築の定義とともに、増改築を成功させるためのポイントについてご紹介します。

□「増築」の意味

増築と改築の違いは、施工前後の「床面積」にあります。

増築とは、建物の床面積を増やす工事です。
建物の1階部分の部屋を増やしたり、リビングを広くしたりなど、現在の住空間を超えた工事が行われるのです。

一方で、改築においては、床面積の増減がない工事が実施されます。
具体的には、屋内の洗面所やキッチンといった設備が使いやすくなるように、間取りやデザインに変更を加える工事が挙げられます。
増築とは異なり、建物の壁を超えて間取りを増やすことはありません。

□増改築を成功させるためのポイント

1.リフォーム会社の選択に気を付ける
増改築は、建物の耐震機能を変化させることがあります。
増築によって床面積が変化したり、改築によって構造が変化したりすると、建物全体としてのバランスにずれが生じるためです。
そのため、増改築をしたとしても、施行前に比べて揺れに弱い構造となり、実際の地震災害で大きな被害を受けるケースがあります。

建物の増改築を検討する場合は、施行後の耐震機能を専門的に精査してくれるリフォーム会社に依頼することが大切です。

2.法的な制限に気を配るようにする
大規模な建物の増改築は、法令による制限を受けることがあり、特に床面積を拡張する増築において、注意が必要です。
仮に法令の制限を無視して違反建築を行おうとすると、リフォームローンの審査が通りにくくなったり、不動産売買ができなくなったりといった不利益を被ってしまいます。
違反建築にならないかどうかを確認するために「建築確認申請」の手続きを進めますが、自分の住宅が申請を必要とする建物かどうか、建築会社に相談しましょう。

確認申請を行う場合には、増改築後の設計図を作成し、申請から承認までの段階を踏むため、時間と費用を要します。
そのため、リフォームを希望する日程から逆算し、きちんと確認申請が承認されるまでの期間を見込んで、早めに建築会社や専門家に連絡を取ることが重要です。

□まとめ

今回は、増改築の具体的な定義と、増改築を行う際のポイントについてご紹介しました。
増改築によって日々の住空間に快適さがもたらされる一方で、さまざまな制約を受けることもあるため、事前の計画を入念に行いましょう。
当社には、お客様の要望に応じた、幅広い施工事例の実績があります。
住宅の増改築をご検討の方は、ぜひ一度当社までお問い合わせください。

ABOUT US
漆﨑 隆一
昭和47年生まれ。社南小・至民中・科学技術高等学校卒業。塗装歴30年。大工歴25年。携わった工事は7000件以上。一級建築士。全日本ベスト塗装店賞・最高金賞2回・金賞6回受賞。日本建築塗装職人の会会長とも親交が深く、塗装業界からも頼りにされている存在。趣味は仕事。好きな食べ物は奥様の手料理とヨーロッパ軒のソースかつ丼。仕事に厳しく、自分に厳しい福井市が生んだ塗装・リフォームのカリスマ親方。
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