2019/12/03
「基礎をリフォームできるって聞いたけど、どんなことができるの?」
目に付く場所をリフォームすることは多いですが、実はリフォームは基礎でもできるということをご存知でしたか?
住宅の基礎は見えない部分ですが、住宅の根幹となる非常に大切な部分です。
この記事ではそんな基礎のリフォームについて、どんな種類があるのかその特徴を紹介させていただきます。
□基礎の部分を一新する
家の基礎を一から新しいものに作り直すリフォームです。
これは全く新しい基礎に変えるため、家の耐震性、耐久性を高めたいと考えている方には非常にオススメです。
また後ほど紹介する工法では補修ができないような劣化してしまった基礎は一から作り直すしかありません。
一から作り直すため費用は他の方法に比べると少々になり、低く見積もって150万円ほど必要になります。
これは家の広さや基礎に使う材料や工法によって変動しますのであくまで参考として覚えておいてくださいね。
□補修工事
これはその名の通り傷が入っていたり、弱っていたりする基礎部分を補修するリフォームです。
具体的な方法としては弱っている部分を樹脂を注入することで補強します。
家の基礎部分にヒビが入っているとそこから水が浸透し他の部分も弱ってしまいます。
上記の作り直しよりもかなり手軽ですので、費用も時間もかけずに部分的に劣化している、ヒビが入っている部分を直したいという方にはオススメです。
費用は1箇所あたりおよそ1万円から2万円ほどでできますので、家の小さいヒビが気になっている方は後々基礎を一新する必要がないようにすぐに対処することが好ましいでしょう。
□増し打ち工事
先ほどの補修が一部のヒビなどだけを補修するのに対し、この増し打ち工事は弱っている部分を広くリフォームするというものです。
既存の基礎の劣化していない部分は残しつつ、新しい基礎を作るため基礎を一から作り直すよりかなり費用を抑えることができます。
ヒビや劣化が見られるけど、全体を新しくするほどではないという状況の基礎に用いられるリフォームで、費用は1メートルあたり4万円から6万円ほどで施工できます。
□まとめ
家の基礎は普段は目に見えませんが、住宅においてまさに縁の下の力持ちといったところです。
ここが劣化してしまうと住宅の寿命や耐震性能などに大きな影響があります。
マイホームを購入して時間が経過している方や、実家のリフォームを検討中の方はぜひ基礎のリフォームも検討してみてはいかがでしょうか。
また種類も様々ですので、ご自分の家の状況にあったリフォームを行いましょう。