2023/04/27
台風や豪雨によって意図せず発生する家の損傷。
費用の負担が大きいことから、リフォームに火災保険を適用したいと考えている方は多いのではないでしょうか。
今回は、火災保険の適用を検討している方へ向けて、リフォームに火災保険を適用できないケース、また火災保険を適用する際の手順について解説します。
□リフォームに火災保険を適用できないケースはある?
リフォームに火災保険を適用できないケースは3つあります。
1つ目は、経年劣化による損害であるケースです。
経年劣化とは、月日が経つとともに品質が落ちていくことを指します。
ひび割れのような損傷が経年劣化によるものと判断される場合は、リフォームに火災保険は適用されません。
そのため、経年劣化によって損傷だと思われないように定期的にメンテナンスしておくことが大切です。
2つ目は、損傷してから3年以上経過している場合です。
火災保険の保険金は3年以内に申請しなければなりません。
たとえ損傷が自然災害によるものであるとしても、3年経過すると申請できなくなるのです。
3つ目は、損傷の補修金額が免責金額を下回る場合です。
免責金額とは、被保険者が負担する金額を指します。
例えば、リフォームに30万円かかるのに対して免責金額が5万円と設定されている場合、被保険者は5万円支払います。
仮にリフォーム費用が免責金額を下回っていれば、火災保険は適用されないのです。
□リフォームに火災保険を適用する際の流れをご紹介!
火災保険を適用する流れは、以下の3ステップです。
1:リフォーム会社と保険会社へ連絡
まずはリフォーム会社に連絡し、リフォームの見積り額が記載された書類を受け取りましょう。
次に保険会社へ連絡して火災保険を申請しましょう。
その際、リフォーム会社から受け取った書類やリフォーム箇所の写真などを提出する必要があります。
2:鑑定人による調査
鑑定人が家に来て、リフォーム箇所の損傷が火災保険の適用ケースに該当するかを調査します。
この際に火災保険が適用されると判断されれば、降りる保険金を確認します。
3:保険金が支払われる
後日、指定した口座に保険金が支払われて完了です。
□まとめ
今回は、リフォームに火災保険を適用できないケース、また火災保険を適用する手順についてご紹介しました。
損傷がたとえ自然災害によるものであっても、リフォームに火災保険が適用されないケースもあります。
リフォームに火災保険を適用したい方は、損傷個所を発見したらすぐに保険会社とリフォーム会社に連絡することが大切です。