2020/07/07
高齢者となった両親と同居する場合や、将来自分たちが高齢になった場合、バリアフリーの住宅で暮らしたいですよね。
特に住宅の中に段差があると、転んで怪我をするリスクが高まります。
床の段差はリフォームをすることで解消できます。
今回は、福井の専門家が床の段差を解消するリフォームについて解説します。
□段差を解消すべき場所
段差の解消をすべき場所は、高齢者などの体が不自由な方がよく使う場所が挙げられます。
トイレや浴室、洗面所といった水回りは毎日必ず使う場所なので、段差があると転ぶ可能性が高いです。
そのため、まずはこの部分の段差を無くしましょう。
また、外に出ることが多い場合は玄関の段差をなくすことも考えるべきです。
大きな段差だけでなく、小さな段差も意外と転びやすいため油断してはいけません。
数センチの段差でも転倒リスクが高いと言われているため、家の中を細かくチェックしましょう。
□段差をなくす方法
段差が生じるフローリング材を使うと、見た目がどれだけ好みでもストレスを抱えやすくなるでしょう。
できるだけ段差を無くしたうえで、外観も良いフローリング材を使いたいですよね。
ここでは、段差をなくす方法を2つ紹介します。
*厚さに配慮してフローリング材を選ぶ
フローリング材を選ぶ段階で、段差のないものを選ぶと確実です。
フローリング材は機能面だけでなく、模様や素材の種類も増えてきています。
そのため、好みのデザインも見つけやすくなっています。
ただし、気に入ったフローリング材でも厚みが敷居と合っていない場合は、おすすめできません。
高さが合うことを優先して、他のフローリング材を探しましょう。
また、厚みが足りない場合は緩衝材を下に入れて厚みを調整できることを知っておくと良いでしょう。
*段差解消アイテムを使う
段差が数ミリメートル以内であれば、見切り材を活用することで段差を埋められます。
フローリング材を敷いた後に、必要な量を設置することで簡単に調節できます。
見切り材を使うと、自然な傾斜になり、1部屋だけリフォームしたい場合にも役立ちます。
□まとめ
今回は、床の段差を解消するリフォームについて解説しました。
住宅のフローリング材を選ぶ段階で、段差のことを意識しておくことが大切です。
ただし暮らし始めてから段差に気づいた場合でも、緩衝材や見切り材を活用することである程度対応できます。
段差の解消は後回しにせず、なるべく早く取りかかりましょう。