アスベストという言葉は一時期非常に有名になり、その有害性が取りざたされました。
しかし「アスベストは健康に悪い」ということは知っていると思いますが、それ以外について知っている方はほとんどいないでしょう。
そこで今回はアスベストの詳細や一般住宅とアスベストの関係についてなど、知っておくべきことや注意点についてお話させていただきます。
そもそもアスベストとは
アスベスト、石綿は多くの古い建築物に使われ、健康被害を及ぼすという事で社会的にニュースになりました。テレビでその被害について知った人も多いと思います。
石綿とは繊維のような鉱石の事で耐熱性や耐久性に優れています。
なぜ有害なのか
アスベストは繊維状なので糸のように空中に浮遊してしまい、知らないうちに人が人体に吸い込んで体の中に入ります。
すぐに体に影響を及ぼすわけではありません。小さな粉塵なので、石綿の繊維が体にたまり、健康被害を引き起こしてしまうことがあります。
アスベストが引き起こす病気はいくつかあります。
1.肺がん
2.石綿肺
3.悪性中皮腫などがあります。
外壁塗装に使われているのか
屋根や外壁を塗装される際に気になるのはアスベストが使われているかどうかだと思います。
アスベストが使われていそうなものを見つけた場合はネットなどで調べてみればでてきます。
平成18年以降はアスベストが法的に完全に禁止になったのでそれ以前のもので気になれば調べるようにしましょう。
撤去する際の注意点
アスベストが含有されている産業廃棄物は法律に基づき適切な処理をしなければいけません。
撤去する際には周囲の環境と作業者に配慮しなければいけません。
1.施工前の調査
まずは解体工事をする前に調査しなければいけません。石綿の含有率を調べる含有率調査というリスク調査をして、工事の発注者に報告する義務があります
2.工事計画の作成
そして施工前が石綿の被害に遭わないように何らかの措置をとる必要があります。
除去した後に何を塗ればいい
アスベストを除去した後は比較的健康に良い物を使いたいですよね。
そんな時に体への影響が少ないのは水性塗料でしょう。
他に環境や人に優しい塗料はいくつもありますが、使う事ができる業者は限られています。
そんな時はネットなどで業者を調べてみるとよいでしょう。
いかがでしょうか。
アスベストについて説明させていただきました。
なぜ有害なのか正しく理解することできちんと対策をとるようにしましょう!