パンセのリフォームコラム
暗い洗面所を改善するリフォームとは?福井・鯖江・越前でリフォームするならパンセ
2019/04/25
こんにちは、ハイクオリティ・デザインリフォームパンセ
代表取締役、漆﨑隆一です。
「洗面所が暗いので、困っている。」
「洗面所を明るくリフォームしたい。」
このような方もいらっしゃるのではないでしょうか。
洗面所は毎日何度も使う場所なので、雰囲気を良くしておきたいですよね。
そこで、今回の記事ではリフォームよって、洗面所が暗い原因と明るくする方法を建築士である私、
漆﨑があなた様にしっかりとお伝え致します。
□洗面所が暗い原因
洗面所が暗いというお悩みは非常に多いのが原状。
でもなぜこんなに多いのでしょうか?
理由は3つ、お教えしましょう。
1.南側に居室を作るため
人が集まり生活するリビングや個室等は南向きもしくは西、東向きに配置されます。
日当たりがよい部屋で人はくつろぎたいですし、
光が人の心に与える影響も大きいためよく使われる居室ほど南側に作ります。
と言うことは、水廻りが自ずと北側に来てしまうと言うことなのです。
2.部屋が小さいため
水廻りスペースはお風呂、洗面所、トイレともそれほど大きな空間ではありません。
小さい=狭い訳ですので人の心理として狭い空間は広い空間より暗く感じます。
3.窓が小さい
水廻りスペースの窓は小さく設計されていることがほとんど。
理由は分かりますよね?防犯及びプライバシーに配慮されているからです。
防犯の理由は水廻りが北側に設置されている=目立たない場所であることが多い、からです。
プライバシーは当たり前ですが、入浴中や脱衣中の姿が人に見られない様にする為です。
もちろんシルエットが分かるのも嫌なのは言うまでもありませんよね。
4.内装が暗い
水廻りは今でこそクロスを使い白っぽい部屋とする事が多くなりましたが
以前はタイル張りが多かったのです。
しかもタイルが水色やピンクならまだ明るい方ですが
紫や黒、緑、青など濃い色を使用して仕上げた壁や床はかなり暗く感じます。
これはいくら窓から光が入っていても明るくは感じないのです。
クロスであっても長年使用していると表面に汚れが付着して黄ばんでいたりします。
そうすると全体的に暗く感じてしまいます。
もうひとつ、プリント板仕上げのお宅もあります。これも木目ですので最初から暗いですね。
では、どうしたら洗面所を明るく出来るのでしょうか。
お教えしましょう。
□色合いを変える
まずやるべき事は白などの明るい色合いに部屋の内装を替えることです。
色は壁だけでなく、天井、床も必ず明るい色合いにするのです。
床は木目を選ばれる方が多いですが、木目であってもホワイト柄や明るい(薄い)木目があります。
こちらの色目を選んでください。
場合によってはオレンジやイエローといった暖色をアクセントで使用するのもおすすめです。
また、洗面所の壁は、外出から帰ってきたときなどの汚れが付きやすい場所でもあります。
さらに、水回りでは、カビが発生しやすく、壁が汚くなりがちです。
そこで、壁紙を選ぶ際には、汚れやカビに対処しやすいものを選べば、長い間、壁をきれいな状態を保つことができます。
最近では、抗菌、汚れ防止、防カビの機能をもった壁紙が多くあります。
費用が少し高くなる事もありますが、十分に効果を発揮してくれるでしょう。
壁紙を選ぶときにご注意頂きたい事として、柄が大きいものを選ばないことです。
大きい柄のものは圧迫感が出てしまい、洗面所の狭さが際立ってしまいます。
よって、柄のある壁紙を選ぶ際は、小さめの柄や一部だけ柄があるものにすることをおすすめします。
床については抽象柄を選ぶ場合、小さな物の方が部屋を大きく見せる効果があるので有効です。
ただ柄色が濃いものは暗くなる原因となり元も子もないので薄めの色合いを選びましょう。
□間取り変更を行う
ある程度のリフォームをお考えなら、洗面所の位置を含め、大きさを変更することも検討しましょう。
洗面所の位置を変えることによって、より光を取り入れ、洗面所を明るくすることができます。
この時に窓位置や大きさなどをよく考慮しながら計画し、配置するとかなり雰囲気は変わります。
あと脱衣場サイズですが、昔は0.75坪(1200×1600位です)が多かったのですが、
大きく取ることも非常に有効です(1600×2700程度ですと非常に使いやすいです。
大きくする理由は
1.明るくするため
2.洗濯物を片付ける収納スペースを新設
であり、洗剤等も洗濯機の横に雑然と置いてある事で暗さと狭さを感じさせる理由となるので
しっかりと収納できるスペースを確保することで明るく広く見せるのです。
□窓を替える
今までの洗面所の場合、窓が小さいことがほとんど。
明るくするなら窓を大きくするリフォームも検討してみましょう。
横幅を大きくするのが一般的ですが、私がお勧めするのは高さを大きくする方法です。
光は高い場所にある窓の方が光を取り込むことが出来ます。
現在の窓を触らないのであれば、天井近くに横に長い窓(ハイサイドライト)を取付するのもお勧め。
この場合、ハイサイドライトは最高のみに使用するので開閉できなくてもよいのです。
洗面台が付いていて窓葦津が大きく出来ない場合でも、
ハイサイドライトなら取付出来ることが多いので検討の余地有り、です。
□内装を塗装仕上げにする
クロスで明るくする方法はあお伝えしましたが、
どうしても狭くて暗い洗面所を手軽に明るくしたいのでしたら
白ペンキによる塗装、もしくは白しっくいによる塗替がお勧めです。
各材料には反射率という光を反射させる効果があるのですが、
クロスの反射率は平均40~60%に対し
白ペンキによるペイントは75%程度、
白しっくいによる左官仕上げは60~70%と高いので
採光による日差しの取り込み量が決まっている場所では効果を発揮します。
もちろん塗装(左官)は壁だけでなく天井も行う事が反射をさらに高めることとなり
室内を明るくする事へつなげます。
なお、
クロスにも高反射クロスというのがありますので
塗装や左官が嫌いな方には高反射クロスを考えてもよいでしょう。
□まとめ
ここでは、リフォームによって洗面所を明るくする方法をご紹介しました。
洗面所のリフォームも小さな空間の割りにお悩みも多く、
意外に多くのことを検討する必要があることにお気づきになりましたでしょうか。
プロは毎日このような御相談を受け、
多くの経験と知識から快適なお住まいのご提案を差し上げております。
家のことで悩んだらまずはプロである私たちパンセにぜひ御相談くださいね。
この記事はリフォームパンセ、建築士の漆﨑隆一が責任を持って書かせていただきました。
次回も福井市、鯖江市にお住まいの皆様にお役に立てる情報を書かせていただきます!